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第6回甲州アルプスオートルートチャレンジ【PART2】



投稿日
投稿者 パパ隊長

スタート前のカウントダウンで終了した前回の投稿の続きになります。
今回は、このレースを左右する源次郎岳山頂を経由し、第1関門の上日川エイドまでの様子をお伝えしたいと思います。
そして、下記が今回パパ隊長が参戦するリリールートのコースマップになります。
リリールートコースマップ

 

上々のスタート

カウントダウンが終わり、ブザーが鳴ってスタートすると、数秒後にはスタートラインを越えることになります。そして、まずはトップ集団で公園内の舗装された緩やかな遊歩道を登って行きますが、脚は軽快に動き、呼吸も上がらないし、ザックの重さも感じないので、間違いなく調子は良さそうです。
その後、更に標高を上げてトレイルに入ると、レインジャケットとネックウォマーが裏目に出てしまい、一気に暑くなってきたので脱ぐことにします。寒さ対策を万全にしたつもりでしたが、ムダな準備だったようで、しかもレインジャケットを脱いでいる時、ゼッケンホルダーに着けていたゼッケンの片方の穴の部分が千切れるという不運です。残りの片方だけでぶら下がっている状態で、そのままにしておくと、そのうち千切れてしまいそうなので、ゼッケン全体をザックのウエストベルトに挟むことにします。
最初のトレイルが終わると一旦フルーツラインに出て、信号を守りながら復路のみの渡邉フルーツ農園エイドまで進み、ここでフルーツラインに別れを告げることになります。ここから先は、山間部へと分け入ることになりますが、最初のうちは農園の中を進む舗装道路が続き、それがかなりな急登で、全員が歩いています。もちろんパパ隊長も歩きですが、急登でも脚は十分に動いているので、まずは上々のスタートを切ることが出来たようです。

 

源次郎岳山頂に向けての急登との戦い

舗装道路はシングルトラックのトレイルとなり、勾配もこれまでよりキツくなり、遅いランナーは広い場所でパスしながら、スピードが合いそうなランナーにコバンザメします。しかし、しばらくすると、コバンザメしていたランナーが時々呻き声を上げ始め、そのランナーの前がガラガラに空いてきています。なので、コバンザメもこの辺で切り上げることにし、パスして前に出ると、後続の数人のランナーもパパ隊長に付いて来ています。
標高を上げるに従って色付く木々
しばらくの間、パパ隊長に付いて来た数人の集団の先頭を走ることになり、コバンザメされる側になっています。その後、標高が上がり、朝陽が差し込んで来るようになると、紅葉が一気に煌びやかな光を放つようになってきました。紅葉の最盛期といった感じで、立ち止まって写真を撮っている間、後続のランナーが詰めて来たので道を譲ります。この様にしながら、恩若峰山頂までは、急登の一辺倒といった感じで、山頂を過ぎると多少のアップダウンも出てきます。ただ、アップダウンといっても急登と激下りの組み合わせで、圧倒的に急登の方が多い状況です。すると、お尻の脚の付け根の部分が痛くなってきましたが、今のところ登りにはほぼ影響はなさそうな感じです。
煌びやかな光を放つ紅葉
数人のランナーに道を譲りながら進み、「遅いようなら前に行って下さいね」とすぐ後ろのランナーに声を掛けておきます。しかし、パパ隊長にコバンザメしているようで、前には出ようとはしません。すぐ後ろに付かれるのは好きではありませんが、急登の連続で後ろを気にしているヒマもないのも事実です。そうした中、たまに後ろを振り返ると、パパ隊長を先頭とする長い集団が出来上がりつつあり、そのまま集団を率いて登って行きます。

こうして急登の連続を捻じ伏せながら標高を上げると、源次郎岳山頂直下は超急登が立ちはだかっています。ストックだけでは対応出来ず、ロープを掴んだり、木の根や岩も掴んだりしながら立ち向かいますが、足首のすぐ上の向う脛(特に左脚)の筋肉が攣りそうになっています。それでも、何とかそれを耐え忍び、ゼェゼェと上がった息で喉はカラカラに涸れ尽くす中、やっと超急登の先に青空が見えてきました。
源次郎岳山頂
奥秩父の峰々
源次郎岳山頂(標高1476m)に到着したのは8時半頃で、山頂には霜が下り、朝陽に照らされ、キラキラと光輝いています。ここまでのペースが速いのか遅いのかは分かりませんでしたが、「9時より前に着いたのだから上出来だよな」と話す声が聞こえてきました。源次郎岳山頂までの急登は、全コースの中でも最強の敵と思っていたので、まずはひと安心です。そして、絶景の富士山をバックにスタッフに写真を撮ってもらった後、おにぎりを食べてエネルギーを補給します。

 

走ることの出来るトレイルを気持ち良く走る

紅葉の中の急登の登り返し
しばらく休憩してダメージを癒した後に出発すると、まずは山頂直下の激下りに打ち勝った後、すぐに急登の登り返しが立ちはだかります。その後、これを乗り越えると、緩やかなアップダウンのある笹原のトレイルが始まります。登りも走る気になれば楽勝でイケますが、先は長いのでムリをせずに歩き、周りのランナーに合わせて進んで行きます。そして、お尻の脚の付け根の痛みは、アップダウンの時よりも、平坦な場所を走っている時の方が大きく感じますが、走れない程の痛みではありません。そうした中、オールスポーツのカメラマンがいたので、ゼッケンを片手で持って撮影してもらいます。
笹原のトレイル
雲海に浮かぶ富士山
気持ちの良い笹原のトレイルは林道となり、下日川峠を折り返すように林道を進んだ後、トレイルに入ることになります。アップダウンがあってもキツくはなく、走れるトレイルが続くので、気持ち良く走っていると、下りで木の根を踏んでしまい、滑って背中からドーンと転んでしまいました。見た目は結構派手な転倒でしたが、ザックの中で肥しとなっているレインウェアの上下と長袖シャツがクッションとなったようで、ノーダメージで復活することが出来ました。その後、一旦、舗装された林道を経由した後、上日川エイドの少し手前まではトレイルを軽快に走り抜け、最後は舗装道路で上日川エイドに向かいます。

 

上日川エイド

上日川エイド
スタート~上日川エイドまでの区間は約20Kmで、関門時間はスタートして5時間後の11時に設定されています。この区間、パパ隊長の予定は4時間40分でしたが、それより40分近く短縮して到着し、以下を補給します。

 

 ・コーラ2杯
 ・ホットコーヒー1杯
 ・バナナ1本
 ・チョコパン2個

 

仮にリタイアするようなことがあるとすれば、このエイドかなと思っていたので、十分過ぎる成果と言って良いでしょう。
その後、ゼッケンを逆さまに着け直し、滞在予定の15分よりやや早く出発です。

 

 

今回はここまでになります。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。



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