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第9回トレニックワールド 100mile&100km in 彩の国【PART2】



投稿日
投稿者 パパ隊長

こんにちは!パパ隊長です。
右足小指に不安を抱えながらも、2年前のリベンジを果たすべくスタートした前回の投稿の続きになります。
そして、下記が100kmコースマップのうちのNorthコース(54Km)になります。
『彩の国』(100km)のコースマップ - Northコース(54Km)
※地理院タイルにコース・エイド等のレース情報を追記して掲載

 

スタート!

万全の体調ではありませんが、カウントダウンがゼロになり、覚悟を決めてスタートです。
スタートゲートを潜り、徐々に走り始めますが、右足小指付近に痛みは感じられず、まずは胸を撫で下ろすことが出来ました。その後、直ぐにトレイルの登りが始まり、ここは追い越し禁止になっているので、一列の隊列になって進みます。しかし、その登りは直ぐに終わり、本格的に下りのトレイルを走ることになります。すると、久々に走るせいか、やや脚の怠さは感じられるものの、右足小指付近に違和感もなく、颯爽と下って行くことが出来ています。
スタート直後のトレイルの登り

こうして、最初のトレイルが終わると、暫くはロードが続きますが、ここでも右足小指付近は大丈夫そうです。これにより、大きな第1関門を超えた感じですが、快晴の太陽の光を浴び、かなり暑くなっています。また、『Mt.FUJI 100』での飛ばし過ぎによる失敗の反省もあるので、抑え気味のペースで進み、問題なく走れそうな登りも、歩くようにします。
ロードは抑え気味のペースで進む

 

序盤はコバンザメ作戦を敢行

約2.5Kmに及ぶロードが終わると、本格的にトレイルが始まり、最初はそこそこの急登の後、登り基調の緩やかなアップダウンが続くようになります。さすがに、汗が噴き出して来ますが、樹林帯で日陰になっているせいか、直射日光をモロに浴びているロードよりは楽に感じます。
本格的にトレイルが始まる

すると、いつの間にか脚の怠さも消え、右足小指付近に違和感もないので、気持ち良く走ることが出来るようになってきています。ただ、オーバーペースにならないよう、自分のペースを守りながら進み、後ろから迫って来る速いランナーには道を譲るようにしています。そうしているうちに、速過ぎず、遅過ぎず、ちょうど良い感じのランナーを見付けたので、コバンザメ作戦を敢行し、引っ張って貰うことにします。
前のランナーにコバンザメ作戦を敢行!

 

下りも颯爽と駆け抜ける

いつもなら、登りは得意ですが、下りは苦手なパパ隊長です。下りは、ドタドタといった感じで結構脚を使ってしまい、全くスピード感もなく、いつも先行するランナーに引き離されてしまいます。
しかし、今日は違います。最後の練習となった日本山岳耐久レースコースを走っている時もそうでしたが、今日はスピード感満点で走り抜けることが出来ていて、下りのコバンザメでも引き離されることもなく、「チョー気持ちいい!」と感じることが出来ています。

 

予想通り脚が攣り始めた…

飯盛峠付近までは、多少のアップダウンや平坦な場所はあっても、基本的には登りが続きます。特に大築山周辺と飯盛峠手前は急登になっていて、この辺りから、左脚の脹脛がピクピクし始めました。この暑さなので覚悟はしていましたが、「ついに来たか…」と思いながら、塩熱サプリを数回に分けて投入しておきます。
軽快にコバンザメ作戦が続くが…

しかし、効果はあまり実感出来ず、軽快に下りを走っていても、急に危ない瞬間があります。ムリをせずにスピードを落とし、ピクピクが治まるのを待つことになっています。

 

コバンザメから一匹狼へ

その後、コバンザメ作戦はというと、大築山山頂(標高466m)を過ぎ、走ることに出来る緩やかな登りが続くようになっていますが、宿主が思うように走ってくれなくなりました。気持ち良く走りたかったので、ここで宿主に見切りを付けることにし、コバンザメ作戦を終了し、一匹狼で進むことを決断です。
コバンザメから一匹狼へ

こうして一匹狼になりましたが、緩やかなアップダウンは軽快に走り、やや勾配のある登りは歩き、前回リタイアした2年前を上回る走りが出来ていることが実感出来ています。そもそも、前回は雨で、まともに走ることの出来ない場所もあったので、あまり比べることも出来ませんが…

 

トレイルと舗装されたロードが交互に出現!

トレイルのアップダウンは急勾配になってきた…
飯盛峠を過ぎると、トレイルと舗装されたロードが交互に出現するようになります。そして、トレイルのアップダウンは、これまでより遥かに急勾配となり、この辺りで一気に両足の脹脛と向う脛が攣りそうになる瞬間が増えてきています。
トレイルと交互に出現する舗装されたロード

特に登りから下りに切り替わった時、下りから登りに切り替わった時が、一番危険なタイミングです。攣る一歩手前で何とか耐える時間が暫く続き、それを乗り越えると、やっと回復してスピードを上げることが出来るというのを繰り返すようになっています。なので、たっぷりと水分補給しながら、塩熱サプリと芍薬甘草湯の投入も欠かせません。
こうして、アップダウンを繰り返し、最後にツツジ山山頂(標高879m)を越えてロードに出ると、その先に第1関門の刈場坂峠エイドが見えてきました。
ツツジ山山頂(標高879m)

 

刈場坂峠エイド

刈場坂峠エイドまでは、3時間18分を予定していましたが、それを大きく下回る2時間33分27秒で到着することが出来ています。13分/Km予定でしたが、10分/Kmで走破したようで、思ってもみなかった45分程の嬉しい貯金が出来ました。この貯金を何とか維持することが出来れば、後半戦がかなり楽な展開になるので、完走に向けて、視界は良好です。
脚の痙攣を除き、気持ち良く走ることが出来ているので、オーバーペースで何とか走り切ったような感じはありませんでした。ただ、こうして見ると、いつもの練習よりかなり速く、結果、オーバーペースになっていたのかも?
ここのエイドでは、痙攣しそうな脹脛や向う脛をマッサージしたり、ストレッチしたりしながら下記を補給し、予定の10分より早い7分14秒の滞在で出発です。

 

 ・バナナ1/4×2切れ
 ・ミニクリームパン1個
 ・ミニショコラパン1個
 ・冷たい麦茶2杯
 ・おにぎり1個(持参)
 ・ソフトフラスクの水・麦茶を交換
 ※この区間、きびだんご(持参)を2個消費

 

いきなり脚が攣って走れない…

刈場坂峠エイド~堂平キャンプ場エイドまでは、かなりキツい急勾配のアップダウンが続く中、短い区間の舗装されたロードを何度か進むことになります。
そして、刈場坂峠エイドを出発して、すぐに登りのトレイルに入ると、いきなり左脚脹脛が攣ってしまい、満足に歩けなくなってしまっています。なので、後続のランナーに道を譲りながら、ゆっくりと進みますが、今回はなかなか回復しません。結構な時間を掛け、やっと楽になってきましたが、いつでも攣りそうな感覚が残ったままです。
刈場坂峠エイド出発直後の登りのトレイル

 

前回の雨のレースに比べると遥かにマシ

急勾配の岩場の稜線
前回は雨のレースということで、この区間の急勾配のアップダウンに相当痛めつけられました。ズルズルの激下りでは、何とか転倒するのを回避した瞬間、女性ランナーが悲鳴を上げながら突っ込んで来ました。今回も同様に急勾配でキツいことに変りはありませんが、そういった状況にはなっていないので、遥かにマシなレース展開と言えます。
パラグライダー離陸場への急登
パラグライダー離陸場からの展望(天文台のある堂平山)

こうして、何度目かのアップダウンを繰り返すと、パラグライダーの離陸場があり、ここから次のエイドの堂平キャンプ場(天文台のある堂平山)を眺めることが出来ます。前回は真っ白で、視界ゼロでした…

 

急勾配のアップダウンが続く…

急勾配のアップダウンが続く中、珍しく走ることの出来るトレイル
この区間のアップダウンですが、日本山岳耐久レースコースの第1関門までのアップダウンに似ている場所もあり、両側が切れ落ちた稜線や大きな段差の岩場を進む区間もあります。

登りはキツくて当然走れませんが、下りも軽快に走ることは出来ないので、刈場坂峠エイドまでの颯爽したスピード感は全く感じられなくなっています。しかも、脚が攣りそうになったり、攣ってしまったりする回数が倍増しています。なので、これを耐えるために立ち止まる時間も長く、その間に多くのランナーを見送るハメになっています。そうした中、「大丈夫ですか?」、「塩分持っていますか?」と声を掛けてくれるランナーもいます。
長い階段の下りも急勾配

 

何度も地図アプリを確認

こうして厳しい状況での戦いが続く中、塩熱サプリを何度か投入し、何とか脚の痙攣に対応しますが、その効果はいまひとつのようです。しかし、救いなのは、この区間の距離が7.4Kmと短いことです。何度も地図アプリを確認し、自分の位置と堂平キャンプ場エイドまでの距離を確認しますが、なかなかその距離が縮まりません…
堂平山山頂(標高876m)からの展望

それでも、何とか急勾配のアップダウンを捻じ伏せ、最後は展望の開ける堂平山山頂(標高876m)に到着です。そこで、「やっと着いたよ…」と思いながら少し下ってロードに出ると、堂平キャンプ場エイドは目と鼻の先です。

 

堂平キャンプ場エイド

堂平キャンプ場エイド
刈場坂峠エイド~堂平キャンプ場エイドまでの区間は、1時間36分を予定していました。結構な苦戦が続き、あまり勝ったような気がしていませんでしたが、それでも10分短縮して到着し、貯金を増やすことに成功です。

ここのエイドでは、脹脛や向う脛を入念にマッサージし、予定していた10分を3分近くオーバーし、下記を補給して出発です。

 

 ・バナナ1/4×1切れ
 ・スープパスタ1杯
 ・オードブル風クラッカー2個
 ・ミルクティー1杯
 ・はちみつレモン1杯
 ・おにぎり1個(持参)
 ・ソフトフラスクの水・麦茶を交換
 ※この区間、きびだんご(持参)を1個消費

 

トレランパックの肥しとなっている食糧

ちなみに、携帯している食糧ですが、これまでおにぎりときびだんごしか消費していません。
前回、後方の集団にいたせいか、エイドでの食べ物があまり残っていなかったので、今回はそうなっても大丈夫なように、たっぷりと持って来ています。しかし、それが裏目に出たようで、エイドでしっかりと補給出来ているので、エイド間での補給の必要性はほとんど感じられません。ということで、単にトレランパックを重くしているだけのムダな荷物になっているようです…

 

 

今回はここまでになります。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。



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