【ご挨拶】
こんにちは、2021年度入社のS.R.と申します。
4月に入社したかと思えば、もう新年を迎えていました。月日が経つのは早いものです。
配属からも約半年が経過し、案件作業を進めながら少しずつ仕事を覚えてきました。
11月頃に社員ブログを書くように指示がありました。
あれこれネタを探してみたのですが、特にこれと言ってブログにできるようなものが見つかりませんでした。
悩んだ末にこの記事を書いてみたのですが、他の記事と似たような内容になってしまいました。
また、記事を作成した後も、文章の確認・修正作業にかなりの時間がかかりました。
文章を書くのは苦手です。
【はじめに】
2021年12月に応用情報技術者試験に合格することができたので、合格までに行った勉強方法や感想などを記事にしようと思います。
あくまで私個人が実際に行った勉強方法です。
個人差があります。
前提として、私は情報系の大学の出身です。
しかし、基本情報技術者試験もITパスポート試験も受験したことがありませんでした。
また、応用情報技術者試験の過去問を初めて見たときは、問題文の意味がよくわからない状態でした。
会社からは基本情報技術者試験の取得を推奨されましたが、目標は高く設定しようと思い応用情報技術者試験を受けてみることにしました。
(プログラミングが必須の基本情報技術者試験よりも、プログラミングが必須ではない応用情報技術者試験のほうが簡単という噂もありますが…)
ちなみに、アイキャッチ画像は試験会場で撮影した唯一の画像です。
本編と全く関係ありませんが、滋賀県の商品を扱うお店の写真のようです。
なぜ撮影しようと思ったのかもよくわかりませんが、少し気になるので試験の後に寄ってみれば良かったと思っています。
【本題】
応用情報技術者試験に合格するまでの私の勉強方法を紹介します。
他の方の記事にも書かれている通り、入社後に受講する教育で情報処理に関する知識をつけることができます。
そのため、「情報処理のことは一切わかりません」といった状況にはならないと思います。
ある程度の基礎が身に付いたら本格的に試験に向けて勉強を開始します。
私は教育の終盤である6月中旬に、以下の応用情報技術者の参考書を購入しました。
この参考書は文章が堅苦しくなくて、とても読みやすいと思いますが、分厚くて重たいので持ち運びには向きません。
外にはあまり持ち出さず、ほとんど自宅で勉強しました。
「参考書を読んで、その単元ごとについている過去問を解く」という勉強を1か月程かけて行いました。
参考書の内容を完璧に暗記するというよりは、知らなかったことを「大まかに把握する」程度で良いと思います。
この時、覚えていない単語や初めてみた単語などは一度ノートなどに書いてみると覚えられるような気がします。
英字3文字などの単語は、似たような単語もあるので「どんな英単語を省略したものなのか」も確認しておくと良いと思います。
参考書を1冊読み終えたら、あとはひたすら過去問を解き続けることが重要だと思います。
私は7月下旬から午前試験の勉強を始めました。
この頃に応用情報技術者試験の申し込みをした気がします。
テレワークではなかったので、平日にまとまった勉強時間を確保することが困難でしたが、
通勤の電車(往復およそ1時間半)
昼休み(およそ45分)
帰宅後(およそ1~2時間)
などの時間を使って午前試験の過去問を丸暗記するくらい繰り返し取り組みました。
実際の午前試験で出る問題の約半分は過去問から出ると言われているので、丸暗記してしまえば安定して合格点を取れるようになります。
勉強方法としては丸暗記は良くないかもしれませんが、繰り返し行っていると考えずに答えを出せるようになってしまいます。
9月からは午後試験の勉強を始めました。
実際の試験同様に時間を計りながら、解けそうな問題を選択して解答します。
午後試験では11問ある設問のうち5つの設問を選択し(内1問は必須)、150分以内に解く必要があります。
そのため、選択問題1つに30分以上かからないようにすることが大事です。
普段から時間を意識して勉強するときっと良いことがあると思います。
解き終わったら自己採点をして、間違えた問題や解き方がわからない問題を確認・見直しします。
私は過去7年分(計14回)の過去問を2周解きました。
午前問題とは違い、午後問題は過去問からは出ないとのことなので、答えの見つけ方や試験問題の形式など知ることが重要だと思います。
過去問を解いているときに、答えを深読みしすぎて(具体例は忘れましたが)誤答となることが多々ありました。
びっくりするほど試験の問題の答えは単純です。
本番でも「本文に書いてあることをそのまま書いて良いのだろうか」と思うことがありましたが、結局それが正解でした。
私は「応用情報技術者試験ドットコム」というウェブサイトを用いて勉強をしていました。
問題に対する解説もついていて、ウェブブラウザから利用できるのでとても便利です。
午前試験の対策だけではなく、午後試験の時間計測機能や記述式解答の採点機能もあるのでオススメです。
参考までに過去問で解いていた問題と、本番で選択した問題は以下の通りです。
14回分の試験でこれら全ての選択問題を解くことを目標にしていましたが、時間をかけても解くことができない難易度のものもありました。
また、これら以外の分野の過去問も挑戦しましたが、私には解ける気がしませんでした。
人それぞれ解きやすい問題を選びましょう。
過去問
・情報セキュリティ(必須)
・プログラミング
・システムアーキテクチャ
・ネットワーク
・データベース
・組込みシステム開発
・情報システム開発
本番
・情報セキュリティ(必須)
・システムアーキテクチャ
・ネットワーク
・データベース
・組込みシステム開発
試験によって解きやすい問題・解きにくい問題があるので複数の分野の勉強をしておくほうが良いと思います。
また、問題を解く順番や得意な分野を前もって決めておくと、難しい問題があっても他の問題に切り替えるといったことがしやすくなると思います。
本番では、解こうと思っていたプログラミングの問題を真っ先に諦めました。
試験の前日まで、電車や昼休みの時には午前試験、帰宅してからは午後試験を解くということを続けました。
試験日が近づいているのに午後試験の点数が思うように伸びず、焦りを感じた日も少なくありませんでした。
勉強に好きなだけ時間を使える大学生のうちにもっと勉強しておけばよかったなと少し後悔しました。
前日は緊張と不安でなかなか眠れなかったのを覚えています。
長文を読む試験なので、睡眠不足は敵です。
受験票や筆記用具など試験の準備をして早く寝ましょう。
試験中に寝てしまわないか不安だったので、朝ごはんとして緑色のエナジードリンクを用意しておきました。
【試験当日】
腕時計を忘れました。
そもそも普段から腕時計をする習慣がなかったので、腕時計を持っていませんでした。
田舎出身の私は、朝9時前の東京駅周辺で腕時計を購入する方法がわかりませんでした。
仕方がないので諦めて試験会場に向かいました。
試験の準備は余裕をもって行いましょう。
試験会場は東京駅から徒歩で10分くらいの場所だったと思います。
会場に近くなるとスタッフの方が誘導してくれるので道に迷うことはありませんでした。
午前試験は丸暗記のおかげで比較的簡単に解けたと思います。
見たことがある問題も多数出題されました。
問題を2周解いて、マークミスがないかまで確認する時間がありました。
それでも時間が余ったので途中退室しました。
昼休みには大好きな牛丼をたくさん食べました。
とても幸せでした。
午後試験ではシステムアーキテクチャの問題がとても難しく、焦ってしまった記憶があります。
一度焦ってしまうと、冷静に問題を考えることができなくなってしまったり、自分の解答が本当に正しいのか不安になったりします。
焦ったときには深呼吸が有効です。
落ち着きましょう。
腕時計があれば残り時間次第で「諦めて他の問題に進む・余った時間で再度確認する」という選択もできたと思います。
昼休みに牛丼を食べていないで腕時計を買いに行くべきでした。
【試験後】
試験日から1週間くらいでインターネット上に非公式の模範解答例が発表されました。
試験時にメモしておいた解答をもとに自己採点を行いました。
午前問題はマークミスさえなければ合格、午後問題は少しでも正解かどうか怪しいと思う解答を全て×として、ギリギリ合格という結果でした。
とはいえ、非公式の解答例かつ記述式なので結果を見るまでは安心できませんでした。
結果発表まで2か月以上あり、試験を受けてから2週間程は気持ちが落ち着かなかった記憶があります。
毎日のように自己採点を繰り返して、一喜一憂していました。
ちょうど試験のことを忘れつつあった12月17日、合格発表の日になりました。
僅かな期待と大きな不安を胸に合格発表を確認すると、無事に合格していました。
とても嬉しかったです。
午前試験は自己採点通り、午後試験は厳しめにした自己採点よりも高い点数でした。
【おわりに】
応用情報技術者試験に合格すると手当が貰えるので、とても楽しみにしています。
また、2年間は高度試験の午前Ⅰ試験が免除されるので、今後はネットワークスペシャリストやデータベーススペシャリストにも挑戦できたらいいなと考えています。
しかし、ネットワークスペシャリストの試験はとても難しいので、すでに心が折れそうです。
試験やそれに向けての勉強はとても大変で難しかったのですが、勉強した過程で情報処理に対する知識を増やすことができたと思います。
今回の試験に限らず、勉強することは大変なことではありますが、試験に合格したときの喜びも大きいと思います。
長くなりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。
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