こんにちは!パパ隊長です。
今回も、9月の週末(9月6日~7日)を利用した男旅あるぺん隊のフルメンバー(パパ隊長、長男・Y太、次男・R太)の千葉遠征についての投稿です。前日の伊予ヶ岳に続き、2日目の鋸山登山の様子をお伝えします。
鋸山(のこぎりやま)は、千葉県安房郡鋸南町と富津市との境に位置する山です。コムコでも研修でよく利用しているTJKの施設「金谷城スポーツセンター」のすぐ近くになります。
出陣!
前日は、味の素フィールド西が丘での『日テレ・東京ヴェルディベレーザ vs AC長野パルセイロ・レディース』の試合観戦後、板橋本町ICから首都高に入ります。
その後、板橋本町IC→<首都高>→<東関道>→<館山道>→市原SAと走り抜けます。そして、寝床となる市原SAに到着したのは、21時半過ぎです。
当日の起床は5時半過ぎで、朝食のおにぎりを調達して出発です。
市原SAを出発すると、市原SA→<館山道>→<富津館山道>→富津金谷ICと走ります。そして、JR浜金谷駅近くののこぎり山パーキングに到着したのは、6時半過ぎです。
鋸山登山ルート
下記が今回歩いた鋸山登山のルートになります。

※地理院タイルに登山ルート・登山情報を追記して掲載
のこぎり山パーキングを出発!
のこぎり山パーキングに到着すると、まずは着換えを済ませ、登山の準備を進めます。
駐車場代は500円で、現金を箱に入れて支払うようになっています。しかし、小銭がなかったので、自動販売機でコーヒーを買い、500円を捻出します。

6時45分、こうして出発の準備を整えると、のこぎり山パーキングを出発です。
パパ隊長 vs アカテガニ
駐車場を出発すると、登山口までは舗装された道路を進むことになります。R太隊員とY太隊員が先行し、少し離れてパパ隊長が追い駆ける展開です。
そうした中、立ち止まっている兄弟です。パパ隊長が追い付くと、「カニがいる」と教えてくれました。

兄弟が捕まえようとしないので、パパ隊長が捕獲します。どうやらR太隊員はビビッていたようで、カニを持って近付くと、後退りしています。
その後、カニを逃がし、「R太、ビビッているのか?」と声を掛けると、「うるさい!」とキレ気味です。
観月台コース登山口から鋸山に挑む
6時50分、観月台コース登山口から鋸山に挑みます。
いきなり、見上げるような急勾配の階段が立ちはだかっています。

元気いっぱいのR太隊員が先陣を切り、Y太隊員が続いています。ペース配分を考えているパパ隊長とは、あっという間に差が開いています。
その後、登山口から続いていた階段が終わった場所でパパ隊長を待っていた兄弟です。「階段多過ぎ…」、「全然”ちょっと”じゃない!」と、早速文句のオンパレードのR太隊員です。
早朝の涼しい時間帯ですが、登山口から10分程で汗だくです…
岩場を削ったような階段の登りが続く…
観月台を過ぎると、コースは一旦緩やかな下りとなり、汗だくになりながら稼いだ標高を吐き出すことになっています。
その後、再び登りが始まると、結構な急登なのに、ひとりで飛ばすR太隊員です。

Y太隊員はというと、後ろを振り返り、パパ隊長との距離を確認しながら進んでいます。一緒に日本百名山を登っていた頃と同じですが、お互いに当時のスピードはありません…
まぁ、当時のスピードのままなら、R太隊員が最後尾から追い駆ける展開になっているはずです。
勾配は緩やかになったが、登りが続く…

ベンチに座って休憩していたR太隊員に追い付くと、「ひとりで先に行くなよ」と声を掛けておきます。そして、ここで麦茶を飲んで喉を潤し、息を整えて出発です。
休憩を終えると、登りの勾配は、これまでよりもやや緩やかになり、少しは楽になってきましたが、汗は止まりません。
こうして、7時15分、日本寺分岐に到着すると、看板の地図を指差しながら、これからのルートを教えます。
ここからは、まずは鋸山山頂を往復した後、下山はロープウェイに乗ることを教えます。すると、ロープウェイに反応した兄弟は大喜びです。
下から見上げる”地獄のぞき”
日本寺分岐から暫く進むと、樹林帯が開け、”地獄のぞき”を下から見上げることが出来るようになります。
指差しながら、「後で、あそこに行くぞ」と教えると、「えっ!?」と不服そうな声を上げているR太隊員です。

そして、日本寺分岐からは、石切り場跡に沿うように進んで行きます。
登山道は緩やかなアップダウンを繰り返し、兄弟はペースアップして先を急いでいます。しかし、パパ隊長はゆっくりと石切り場跡を見上げながら進んで行きます。
超急勾配の登り階段
7時27分、車力道分岐を過ぎると、超急勾配の登り階段が立ちはだかっています。
ここで、先陣を切っていた短期決戦型のR太隊員のペースが一気にダウンしています。すると、次に続く長距離型のY太隊員が距離を詰めています。
一気に汗が吹き出し、大きな段差に脚が上がらなくなってきました。
その途中、立ち止まって兄弟を見上げると、真上に見上げているような感じです。

展望台
やっとの思いで超急勾配の登り階段を捻じ伏せると、展望台への分岐があり、「休むか?」と声を掛けます。
すると、答えるより行動で示した兄弟は、麦茶をガブ飲みしています。
そうした中、「展望台に行くか?」と聞くと、「いかない!」とR太隊員がキレ気味に答え、Y太隊員は首を振っています。
なので、パパ隊長だけで展望台に向かいます。

更に登ることになりますが、展望台は目と鼻の先で、7時35分、展望台に到着です。
今朝は雲が低く、遠くの展望は効きません。富士山も雲の中のようです。だた、直射日光をモロに浴びることはなく、涼しい風が吹き抜けています。
アップダウンを繰り返しながら鋸山山頂へ
展望台から戻って来ると、兄弟と合流し、改めて鋸山山頂を目指すことになります。そして、展望台の分岐からは、一旦下った後、緩やかなアップダウンを繰り返します。

途中、何かブツブツ言っているR太隊員の声が聞こえますが、何を言っているのかは分かりません。
まぁ、何か文句を言っているのでしょう。
その後、「終わったーっ!」と叫ぶR太隊員の声が聞こえてきました。すると、その直後にも、「やったーっ!」と叫ぶY太隊員の声も響いています。
鋸山山頂に到着!
7時53分、鋸山山頂(標高330m)に到着です。

兄弟に少し遅れ、パパ隊長が到着すると、「階段、多過ぎる…」、「脚が動かない…」と、早速文句を言うR太隊員です。
「”ちょっと”だろう?」、「駐車場から1時間10分程だぞ」と答えると、Y太隊員は、「早い!」と嬉しそうです。
確かに急登の連続ですが、ペース配分が悪いR太隊員です。それに、Y太隊員とR太隊員では、潜り抜けてきた修羅場の数もレベルも段違いです。
記念写真を撮った後は、市原SAで買ったおにぎり(各1個)で朝食です。
パパ隊長とY太隊員は完食でしたが、R太隊員は半分でギブアップしています。「あまり食べたくない…」と言うので、水分補給優先で、麦茶をたっぷりと飲ませておきます。
ロープウェイ山頂駅を目指して出発!
鋸山山頂での滞在は10分足らずで、「次はロープウェイだぞ」と教え、「R太、ゆっくりだぞ」と念を押して出発です。
その直後、「山、いつもありがとう!」と、感謝の言葉を口にするY太隊員です。すると、R太隊員はその声にイライラしているのか、「うるさい!」とキレ気味です。

その後、アップダウンが続きますが、勾配は緩やかなので、兄弟はそこそこのペースで飛ばしています。
男旅あるぺん隊 vs 超激下りの階段
展望台への分岐まで戻って来ると、超急勾配だった登り階段が、超激下りの階段となって立ちはだかっています。
ここまでペースが上がっていた兄弟でしたが、ここで極端にペースダウンしています。

そうした中、掴める物は掴み、大きな段差は身を屈め、超スローペースで突破しています。
ただ、この超急勾配の下り階段を終えると、再び飛ばそうとするR太隊員です。危険地帯を突破した直後、このホッとした油断が危ないので、「R太、ゆっくりだぞ」と釘を刺しておきます。
岩舞台
8時29分、岩舞台に寄り道します。
鋸山山頂を目指す時には素通りした岩舞台です。兄弟がベンチに座って休憩している間、パパ隊長だけで岩舞台に向かいます。


岩舞台は、「房州石」ブランドとしての石切り場跡です。
約80mにも及ぶ垂直の岩肌が迫力満点で、周囲には、当時使われていたと思われる石切りの機械も放置されています。
日本寺分岐
岩舞台から戻り、再び兄弟に合流すると、「ロープウェイに行くぞ」と声を掛け、暫くすると日本寺分岐です。
すると、「朝…」と言いながら、登って来た観月台コース登山口からのコースを指差すY太隊員です。

「こっちだぞ」と指差し、改めて鋸山ロープウェイ山頂駅を目指します。
ここも急勾配の階段地獄

日本寺分岐からは、登り返すことなり、結構な急勾配の階段が目の前に現れています。
すると、「また、階段…」、「階段、多過ぎ…」と文句を言うR太隊員です。その後も、何かブツブツ文句を言いながら登っています。
ただ、暫く休憩していたせいか、スピードも復活したようで、Y太隊員との距離を広げています。

そうした中、”ラピュタの壁”を眺めることの出来るテラスのような場所があります。
垂直面は最大96mの絶壁となっている石切り場跡です。『天空の城ラピュタ』を連想させられ、”ラピュタの壁”と言われるようになったようです。
日本寺北口管理所
8時45分、日本寺分岐からの階段が終わると、日本寺北口管理所に到着です。
日本寺の拝観時間は9時からなので、北口管理所のベンチに座り、休憩しながら待つことになります。
その間、「”ちょっと”だろう?」とR太隊員に聞くと、「階段、嫌い!」、「こんなにキツいとは思わなかった…」と呟いています。

9時になると、百尺観音を左手に眺めながら進んだ後、”地獄のぞき”へと向かう階段を登ります。
これまでの階段に比べると、遥かに緩やかな勾配で、断然歩き易くなっています。しかも、15分程は休憩していたので、それで息を吹き返したのか、結構なペースで飛ばす兄弟です。
”地獄のぞき”
9時1分、今日のメインとも言える”地獄のぞき”です。
「先にあそこに行けよ」と指差し、「ここから写真を撮ってやるよ」と兄弟に伝えます。
暫くすると、先に姿を現したのはY太隊員です。そして、少し遅れてR太隊員が現れ、ゆっくりと進んでいます。

その後、兄弟に合流し、「R太、ビビッていたんだろう?」と言うと、「うるさい!」とキレています。どうやら図星のようです。
”地獄のぞき”からの展望は、まぁ、これまで眺めてきた展望と大差はありません。
軽快に飛ばして鋸山ロープウェイ山頂駅へ
”地獄のぞき”を後にすると、目指すのは鋸山ロープウェイ山頂駅です。
「山、終わりだよ。次はロープウェイに行くぞ」と声を掛けると、一気に元気を取り戻す兄弟です。
その後、兄弟は下りの階段を軽快に飛ばしながら、すれ違う観光客に、「頑張って!」と声を掛ています。

鋸山ロープウェイに乗り込む
9時14分、鋸山ロープウェイ山頂駅に到着です。
山頂駅の屋上から、伊予ヶ岳を指差し、「昨日登ったぞ」と教えます。すると、「山、いつもありがとう!」と感謝の言葉を口にするY太隊員です。しかし、「山、重かった(疲れた)…」とも呟いています。

その後、ゴンドラに乗り込むと、約4分で山麓駅に到着です。
山麓駅からは、平坦な舗装された道路を進むことになります。「これは楽!」と喜ぶR太隊員です。
こうして、9時40分、のこぎり山パーキングに無事戻って来ることが出来ました。
【鋸山登山タイムテーブル】 |
6:45 |
|
のこぎり山パーキング |
|
8:02 |
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鋸山山頂(鋸山ロープウェイ山頂駅へ) |
6:50 |
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観月台コース登山口 |
|
8:15 |
|
展望台分岐 |
7:01 |
|
観月台 |
|
8:21 |
|
車力道分岐 |
7:15 |
|
日本寺分岐 |
|
8:29 |
|
岩舞台 |
7:27 |
|
車力道分岐 |
|
8:37 |
|
日本寺分岐 |
7:34 |
|
展望台分岐 |
|
8:45 |
|
日本寺北口管理所 |
7:35 |
|
展望台 |
|
9:01 |
|
地獄のぞき |
7:53 |
|
鋸山山頂 |
|
9:14 |
|
鋸山ロープウェイ山頂駅 |
|
|
|
|
9:34 |
|
鋸山ロープウェイ山麓駅 |
|
|
|
|
9:40 |
|
のこぎり山パーキング |
温泉と海鮮料理を堪能!
登山後の温泉は、すぐ近くにある天然温泉『海辺の湯』です。

そして、温泉で登山の汗を流した後は、『漁師料理かなや』で昼食です。パパ隊長は地魚入りづけ丼、Y太隊員は三崎まぐろのネギトロ丼、R太隊員はぜいたくなめろう丼を満喫です。
最後にちょっとだけ贅沢をし、自宅へと向かいます。
鋸山登山についてはここまでとなり、これで9月の週末(9月6日~7日)を利用した千葉遠征登山の投稿は終了になります。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
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