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Mt.FUJI 100 ~2024~【PART4】



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投稿者 パパ隊長

こんにちは!パパ隊長です。
前半戦最強の敵・天子山地との戦いに何とか打ち勝つも、ロードを走り続けることが出来ない状態で麓エイドに到着した前回の投稿の続きになります。
『Mt.FUJI 100』(FUJI100mil)のコースマップ
※地理院タイルにコース・エイド等のレース情報を追記して掲載

 

果たして右膝の状態は?

麓エイドを出発すると、竜ヶ岳登山口までの約6.5Kmは、上り基調ではあっても、ほぼその勾配を感じることのないダートの林道を中心としたコースが続くことになります。そして、まずは足元に石ころが転がる涸れた川の中を進みますが、ちょうど陽射しも遮られるように雲が広がっていて、結構キツかった直射日光を浴びることはなくなっていました。
まずは足元に石ころが転がる涸れた川の中を進む

こうして、川の中からいつの間にか林道に出ていると、足元の石ころもなくなってきたので、試しにゆっくりと走ってみます。すると、麓エイドに到着する前は、そのスピードでも右膝に痛みが出ていましたが、暫く続けても、痛みを感じることがありません。
その後、何度か走ったり歩いたりを繰り返しますが、麓エイドでの休憩が良かったのか、追加のテーピングが効いたのか、脚のストレッチとマッサージが効いたのか、それとも、その全てが功を奏したのか、多少の違和感はあるものの、痛みは解消されています。関門時間が気になるものの、これで完走に向けての視界が開け、気分がパッと明るくなって来ました。
富士山が見えなければ、北海道と見間違えるような風景

 

あぁ…眠い…

ほぼ勾配を感じることのないので眠くなってきた…
この後も、暫く走ったり歩いたりを繰り返していましたが、今度は睡魔が忍び寄って来ました。欠伸を連発するようになり、頭がボーッとし、右に左にフラフラと酔っ払いのような足取りです。

何とか立て直そうと、脚の屈伸やストレッチをすると、これが結構な痛みを伴う動作で、何とか睡魔を追い払うことが出来ました。

 

まずは端足峠へ

竜ヶ岳登山口までやって来ると、まずは端足峠(はしたとうげ)を目指し、始めのうちは緩やかな勾配が続きます。
端足峠を目指しての登りが始まった
ここも一列の隊列となって進む…

しかし、徐々に勾配がキツくなってくると、これまでバラバラだったランナーが集まるようになり、ムリに抜かして前に出ようとしないので、天子ヶ岳山頂を目指した時のように、一列の隊列となって進むことになっています。すると、相変わらず、キツい勾配の登りでも脚は出ますが、足の指と向う脛が攣りそうな感じが続くので、芍薬甘草湯と塩熱サプリ1粒を投入しておきます。

 

竜ヶ岳山頂に向けての最終決戦!

竜ヶ岳方面、本栖湖方面、雨ヶ岳・毛無山方面への分岐となっている端足峠
端足峠は、竜ヶ岳方面、本栖湖方面、雨ヶ岳・毛無山方面への分岐となっています。もちろん、我々が向かうのは竜ヶ岳方面で、少しの間、ほぼ平坦な登山道を進むことになります。すると、富士山はもちろん、南アルプスや八ヶ岳、眼下の本栖湖を眺めることが出来るようになっています。

そして、それが終わると、約1Kmで標高差210mを登る竜ヶ岳との最終決戦を迎えることになります。すると、これまで通り、隊列の一員として、黙々と捻じ伏せて登頂することに成功です。
竜ヶ岳との最終決戦!

 

竜ヶ岳山頂

竜ヶ岳といえば、2003年の秋の男旅で、当時幼稚園年長組だった長男(現在26歳)と登った山です。そして、山頂からは、当時辿ったコースを下山することになります。
竜ヶ岳山頂から眺める富士山

竜ヶ岳山頂(標高1485m)では下記を補給しながら、向う脛とアキレス腱周りのマッサージを行っておきます。その間、風があって結構寒くなってきたので、パーサライトジャケットを着用しておきます。
 ・ルマンド1本
 ・黒糖わらび餅スティック1本
 ・紅茶

 

富士山の絶景を眺めながらの下山

竜ヶ岳山頂を出発すると、急勾配ではありませんが、ジグザグに下って行くことになり、山頂より富士山の裾野の景色が広がった絶景を眺めることが出来るようになっています。
富士山の裾野の景色が広がった絶景
眼下に広がる本栖湖

麓エイド~富士河口湖町精進湖エイドの区間では、最強の敵と思われる竜ヶ岳山頂からの下りです。ムリをせず、早歩きが中心で、たまに走ってみますが、痛みが出るのが怖くて長続きせず、結局、歩いている時間の方が長くなっています。それでも何とか無事に切り抜けた感じで、下山を終えることが出来ました。

 

自販機で水分補給

ここから先は、始めのうちはロードですが、途中から溶岩地帯の樹林帯~青木ヶ原樹海のトレイルを抜けるほぼ平坦なコースが待っています。そして、ロードの途中の本栖湖畔にある駐車場で自販機を見付けたので、ペットボトルのコーヒーを飲んで喉を潤します。
ちなみに、炭酸やジュースは全て売り切れで、飲み物が残っていても、10円釣銭切れという状態です。トレランが行われるような場所にある自販機はほぼ現金主義で、小銭を持っていないと困るということは、去年の『DEEP JAPAN ULTRA 100』(新潟県)で学習済みだったので、事なきを得ました。

 

青木ヶ原樹海のトレイル

その後、トレイルに入ると、舗装道路より路面が柔らかいせいか、走り易くはなってきましたが、今度は再び胃に違和感を感じるようになっています。空腹感もあるようで、こうして記憶を蘇らせながらこの投稿を書いていると、この区間、これまでよりも食べる量が大幅に減っていることが分かります。長距離レースでは、しっかりと食べ続けることが必須ですが、これまでの味に飽きてきた感じがあり、あまり食べようという気がしなくなっているのがヤバい感じです。
青木ヶ原樹海のトレイル

こうして、先行するランナーを抜かすこともありますが、後続のランナーに抜かされることの方が多い状況が続いています。まぁ、抜かされることは気になりませんが、これから先の関門時間が気になってきました。それでも、これ以上のスピードを出すことが出来ませんが…

 

富士河口湖町精進湖エイド

やや胃が気持ち悪くなりながらも、この区間を予定していた4時間33分とほぼ同じ時間で到着すると、時刻は16時46分になっています。
トイレを済ませた後、椅子に座り、オニオンコンソメスープを飲みながらクリームパンを食べていると、「うっ…」とイッキに込み上げて来るものがあります。『最後の一線』を超えることなく、何とかギリギリで耐えることが出来ましたが、その後も小刻みに突き上げるものがあり、急激に胃の調子が悪くなってきた感じです。
富士河口湖町精進湖エイド

その後、夜間走行に備えてヘッドライトの準備をし、長袖シャツを着込み、脚のマッサージをしておきます。そうしていると、時刻も17時を過ぎ、「もうそろそろ出ないと、次の関門が厳しいですよ」と、スタッフが声を掛けてくれています。
時間を計算してみると、このまま予定していた走行時間(6時間13分)で次の富士北麓公園エイドに到着すると、関門時間の23時45分の直前で、ドロップバッグを利用して、後半の準備をする時間がほぼありません。
ここのエイドでは下記を補給し、もう少しゆっくりしたかったのですが、出発することにします。
 ・スープパスタ1杯
 ・ミニクリームパン2個
 ・バナナ半分
 ・オニオンコンソメスープ(持参)1杯
 ・胃薬(持参)1粒
 ・ソフトフラスクの水を交換

 

 

今回はここまでになります。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。



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