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第10回トレニックワールド 100mile&100km in 彩の国【PART3】



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投稿者 パパ隊長

こんにちは!パパ隊長です。
スタート直後から我慢のレースが続いていましたが、徐々にペースも復活してきました。そして、想定以上の貯金を蓄え、慈光寺エイドに到着した前回の投稿の続きになります。
『彩の国』(100km)のコースマップ - Northコース(53.8Km)

※地理院タイルにコース・エイド等のレース情報を追記して掲載

 

Northコース最大・最凶の強敵が待ち構える

次の堂平キャンプ場エイドまでは11.8Kmで、Northコース最大・最凶の強敵と思っている腰越~笠山山頂(標高837m)~堂平キャンプ場エイドの区間の超急登と対峙することになります。
7.5Kmで累積標高1100mを登ることになります。注意事項として、16時半までに腰越を通過出来ないと、堂平キャンプ場エイドの関門18時半には間に合わない可能性が非常に高いそうです。その場合、ここでリタイアし、バスと電車でニューサンピア埼玉おごせに帰ることが勧められています。
ちなみに、このレース、主催者はリタイアしたランナーを回収してくれません。自力で何とかして戻るしかありません。パパ隊長も3年前、慈光寺エイドから自力でニューサンピア埼玉おごせに帰るハメになりました…

 

まずは金嶽へ

金嶽山頂(標高539m)
慈光寺エイドからは、まずは金嶽(標高539m)を目指すことになります。多少アップダウンがあるものの、登り基調のトレイルが続きます。

格別急登という訳ではありませんが、足元がズルズルで歩き辛いトレイルです。そうした中、前後にランナーを見掛けることなく、一匹狼の自由な時間が続きます。
その後、金嶽山頂を過ぎると、短いですが激下りとなります。そして、それが終わってロードを横切ると、短い登り返しでピークへと向かいます。
ここからは、去年、超急登として立ちはだかり、パパ隊長を散々苦しめたルートが、激下りに変貌して待ち構えています。

 

激下りの後に私設エイド

激下りは滑った痕跡が数多く見られます。それを避けるようにコースを外れ、木の幹を補助にしながら、踏み跡のない場所を下って行きます。また、たまに登り返しも出現しますが、登りの脚は復活しつつあります。なので、激下りよりは遥かにマシといった感じです。
滑った痕跡が数多く見られる激下り
『急斜面下り 注意』の看板がある激下り

そうした中、地図アプリを確認する回数が一気に跳ね上がっています。そして、最後は、『急斜面下り 注意』の看板がある激下りを、ゆっくりと慎重に突破して行きます。
こうして、激下りを終えてロードに出ると、そこに私設エイドがありました。いつもこの付近に出してくれている私設エイドです。有難くコーラ1杯とスナップえんどう1個をいただき、お礼を言って後にします。
私設エイド

 

”秘密兵器”を交えた”勝利の方程式”

貯金の効果もあり、時間は14時半過ぎです。十分な余裕を持って、ここから最大・最凶の敵に挑むことになります。
短いロードが終わると、徐々に勾配がキツくなり始めます。すると、ここまで我慢を重ねていた脹脛の怠さは、感じることはありません。逆に軽快に動くようになってきて、先行するランナーを抜かすことが出来るようになっています。
最大・最凶の敵に挑む戦いが始まる

また、対策も万全です。
まずはMAGMA ATHLETE BARLEYを皮切りに、即効で最高のパフォーマンスを発揮出来る状態に導くというCATALYST ZONEも投入します。そして、間隔を空けながら塩熱サプリ・塩ジェル・塩サイダー飴を順次投入します。また、塩系の味変はミルクティーで、口の中をスッキリさせます。最後は、ガスター10で締め括り、胃のトラブルには先行して手を打っておきます。

 

何とか笠山を捻じ伏せる

最初から考え抜いた”勝利の方程式”が功を奏しているのか、その後もペースは落ちません。
一旦トレイルが終わり、短いロードの後、本格的な急登のトレイルが始まります。すると、今度は沢沿いに進みながら何度か渡渉し、登り詰めていくことになります。そうした中、浮石だったり、泥が付いて滑り易くなっている石も多く、その犠牲者を見掛けることになっています。
沢沿いに進みながら何度か渡渉を繰り返す
沢が涸れると、超急登が始まる

その後、沢が涸れると、超急登が始まり、真下に視線を向けている時間が圧倒的に多くなっています。すると、これまで度々攣っていた足首のすぐ上の向う脛の他に、脹脛とハムストリングもピクピクするようになっています。
そして、笠山山頂直下は、最後の試練とも言える垂直のように見える石段が立ちはだかっています。両手も駆使し、身体を引っ張り上げるようにしながら、何とか笠山山頂に到着です。
笠山山頂直下の垂直のように見える石段が立ちはだかる

 

笠山峠に下っての登り返し

笠山山頂に到着すると、ご褒美はペットボトルのお茶です。ゴクゴクと喉を潤すと、生き返った気分です。
ここからは、一旦笠山峠に下り、今度は堂平キャンプ場エイドに標高差約180mを登り返すことになります。
堂平キャンプ場エイドに向けてキツい登り返し

笠山との激闘のダメージもあるのか、ペースがガクンと落ちています。見上げても先が見えません。地図アプリで確認しても、ほとんど進んでいない感じで、「まだかぁ…」と、見る度にガッカリです。しかし、「この一歩、一歩がエイドに確実に近付いている」と自分に言い聞かせながら、単調な時間が過ぎていきます。
こうして、やっとの思いで急登が終わると、堂平キャンプ場エイドまでは目と鼻の先です。いつの間にか、雲の切れ間から太陽の光が差し込むようになっていました。

 

堂平キャンプ場エイド

堂平キャンプ場エイドまでは3時間8分を予定していました。しかし、それを少し越える3時間24分42秒での到着となり、初めて貯金を吐き出すことになっています。それでもまだ貯金は35分程残っているので、特に問題はありません。
このエイドでは、ライトの点灯チェックがありますが、もちろん合格です。
ゲイターが役に立たなくなっているので、シューズの中に小石が入っています。ここまで我慢してきましたが、一旦シューズを脱ぎ、小石を取り出します。すると、シューズを脱いだ瞬間、足の指がピキッと攣っています。また、シューズの紐を結んでいると、今度は手の指が攣っています。
時間が経つにつれ、徐々にエイドの品揃えが悪くなってきているように見えます。なので、持参していたカステラも投入し、15分の予定を13分55秒で切り上げ、出発することにします。
 ・バナナ1/4×1切れ
 ・スープパスタ1杯
 ・紅茶2杯
 ・カステラ1個(持参)

 

東京ヴェルディは?

今日は東京ヴェルディがアウェイでサンフレッチェ広島と対戦しています。
14時の試合開始なので、結果を確認してみます。すると、後半32分にPKで先制するも、後半42分、後半44分に立て続けに失点し、逆転負けしたようです。
大混戦が続くJ1リーグですが、貴重な勝ち点3を逃し、「はぁ…」と、ここでもガックリです…

 

やっと奥武蔵の展望も開けてきた

この区間は、ロードを交えながら、急登と激下りを何度となく繰り返すことになります。ただ、刈場坂峠エイドまでは7.1Kmなので、長くはない距離がせめてもの救いです。
堂平山山頂(標高876m)

堂平キャンプ場エイドを出発すると、まずは堂平山山頂(標高876m)に向かいます。すると、ここから本格的なアップダウンが始まります。
霧に包まれていますが、木漏れ日が光線のように降り注ぐ瞬間があります。また、奥秩父の山並みを見渡せる場所もあります。急登と激下り以外にも、向き合う時間も増えてきました。
木漏れ日が光線のように降り注ぐ

 

急登と激下りの区間

何度も繰り返し出現する急登です。中でも、急勾配の階段が続く場所が何ヶ所かあります。階段の幅や高さが一定ではなく、歩幅が合わず、それが大苦戦の原因になっています。
幅や高さが一定ではなく、歩幅が合わない急登の階段

また、下ばかり見ながら急登に挑んでいると、左に進むべきコースを真っ直ぐに登っていました。後ろから、「こっちですよ」と言う声を聞き、余分な力を使ってしまいましたが、事なきを得ました…
ただ、緩やかな登りは、走る気になれば楽勝で走ることが出来ます。序盤の不調が嘘のように、脚が力強く動くのを実感することが出来ています。これで、後半戦のSouth1コースとも戦える感じで、やっと完走する姿を想像出来るようになってきました。
転ぶことを覚悟しなければいけないような激下り

激下りは、転ぶことを覚悟しなければいけないような場所もあります。先行する何人かのランナーが、不幸に見舞われています。なので、なるべく滑った痕跡のないルートを選び、掴めるものは最大限利用しながら、下って行くことになっています。

 

女子ランナーと一緒にペースを刻む

そうした中、いつの間にか、ほぼペースが同じ女子ランナーと話をするようになっています。そして、刈場坂峠エイドまで一緒に走ることになりました。
ほぼペースが同じ女子ランナーと共に…

ここまで、ほぼ一匹狼の時間が続いていました。今回初めて”仲間”が出来たような感じです。急登と激下りのキツさを、少しでも紛らわせることが出来たようです。なので、地図アプリを見ることも、ほとんどありませんでした。

 

刈場坂峠エイド

刈場坂峠エイド
1時間46分を予定していたこの区間です。実際は1時間47分で、1分オーバーしたとはいえ、ほぼ予定通りに走破することが出来ています。なので、相変わらず貯金は35分程残っています。

先行するランナーに消費されたのか、品揃えが悪く、HPに記載されていたおにぎりがありません。その代わり、記載されていなかったフルーツポンチがありましたが、ほぼ売り切れ状態です。しかも、残ってる食べ物も、1人1個という制限付きになっています。
まぁ、あまりお腹も空いていないし、いざという時には行動食もいっぱいあります。なので、下記を補給し、予定していた15分より早く、11分18秒で出発です。
 ・サンドイッチ2種×各1個
 ・レモンティー1杯
 ・カルピスぶどう1杯
 ・MAGMA ATHLETE BARLEY1本(持参)
 ※ハイドレーションの水を交換

 

 

今回はここまでになります。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。



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