こんにちは!パパ隊長です。
2年分のリベンジを誓い、”伝説の第1回大会”のコースをスタートした前回の投稿の続きになります。
そして、下記が100kmコースマップのうちのNorthコース(53.8Km)になります。

※地理院タイルにコース・エイド等のレース情報を追記して掲載
カウントダウン『ゼロ』
雨が降り続く中、カウントダウンがゼロになり、スタートゲートを潜ります。
ゆっくりと走り始め、今日の調子を確認します。すると、やや脚が重く、脹脛に怠さを感じます。
残念ながら、絶好調という感じではないようです。ただ、長丁場なので、どこかでスイッチが入ることを期待し、暫くは我慢のレースになることを覚悟します。
トレランパックが揺れる…
こうした体調の中、走るとトレランパックが左右に揺れ、結構走り辛くなっています。
”秘密兵器”の他にも、リバース対策で、ソフトフラスク(時間が経つと、シリコン臭の水が飲めなくなるので…)をクビにし、以前使っていたハイドレーションを復活させています。
ソフトフラスクはトレランパックの前のポケットに入れていましたが、ハイドレーションは背負うことになります。更に味変でミルクティーとお茶のペットボトルも背負っています。これまでよりも重心が後ろにかなり移動していて、そのせいで大きく揺れているのでしょうか?
トレイルからロードへ

スタート後、すぐにトレイルの登りが始まります。そして、歩いて突破すると、緩やかな下りが続く中、脹脛の怠さと揺れるトレランパックの走り辛さを感じながら、ゆっくりと走ることになっています。
その後、約1.5Kmのロードが続きます。抜かされることはあっても、先行するランナーを抜かすことは皆無です。
しかも、花粉症の季節に走っているような感じで、鼻水が酷い状態です。珍しく10日程前から喉の痛み、咳、鼻水・鼻詰りといった風邪症状が続いていました。そして、レースの間中、この鼻水に悩まされることになります。
ちなみに、レース後、鼻の下が擦り切れて血が滲んでいて、翌日はかさぶたが出来ていました。
先行するランナーのペースに付いて行けず…
この区間は、雨乞山(標高340m)、大築山(標高466m)、風早山(標高667m)という大きな3つのピークの登りと下りを繋いだ14.3Kmのコースになります。

最初のロードが終わると、まずは雨乞山に向けての登りのトレイルが始まります。シングルトラックなので、一列の隊列になって進みますが、先行するランナーのペースに付いて行けず、徐々に引き離されています。
しかし、気にせず、無理をせず、我慢しながら自分のペースで走ったり歩いたりを繰り返します。時には、後続の速いランナーには道を譲ることもあり、淡々と進んで行きます。
すると、いつの間にか、パパ隊長を先頭とする大集団が出来ています。
ゲイターが役に立たない
そうした中、地図で確認していませんでしたが、下りが続いています。いつの間にか、最初の雨乞山山頂は通過していたようです。
しかし、下りのトレイルは雨により、所々泥濘があり、ズルッと滑るようになっています。すると、ゲイターが頻繁にズレてしまい、全く機能していません。ちなみに、ゲイターとは、シューズに小石等の異物が入らないように足首を覆う防護具のことです。
今回のシューズは、SPEEDGOAT6を履いていますが、5よりアウトソールのポイント位置が変更になっています。それがゲイターのベルトがフィットしなくなっている原因のようです。
頻繁に滑ることがなければ問題はありませんが、こういった泥濘のコースでは致命的です。以降、ゲイターは足首に巻き付けておくだけの”アクセサリー”と化しています。それにしても、今回はトラブルが多過ぎです…
2つ目のピーク・大築山へ

最初のピークの雨乞山を終えると、一旦ロードに出ることになります。すると、パパ隊長に蓋をされ、後続で燻っていたランナーが、一気にパパ隊長を追い抜き、駆け去っています。ずっと後続のランナーのジャマをしているように感じていたので、これで気持ちも楽になりました。


その後、再びトレイルに入ると、今度は2つ目のピークの大築山に向けての登りが始まります。
ただ、パパ隊長のペースはこれまでと変わりません。得意のコバンザメをすることも出来ず、後続のランナーに道を譲りながら、一匹狼の時間が続いています。
相変わらず脹脛は怠く感じています。しかし、重症ではなく、下りを交えながら走っていると、一時的に怠さを感じない時間帯もあります。
最後のピーク・風早山へ

大築山山頂からの下りは、泥濘もなく、これまでよりも気持ち良く走ることが出来ています。
そして、沢に架かる橋を渡ると、ここからは、最後のピークの風早山に向け、ロードの登りが始まります。そして、標高を上げていくと、ダートの林道になります。
その後、林道を外れてトレイルに入ると、勾配が一気に急になり、超急登へと変貌しています。しかも、足元は滑り易く、滑った痕跡が至る所に残っています。そういった場所を避けるようにルートを考え、両手も駆使して立ち向かいます。
そうした中、超急登のせいで、足首のすぐ上の向う脛が攣りそうになっています。しかし、何とか耐えて突破すると、ダートの林道に復帰です。その際、足の痙攣対策として、塩熱サプリを2個投入しておきます。


その後、少し林道を登るとピークを越え、下りが始まります。そして、そのままくぬぎむら体験交流館エイドまで続くことになります。ただ、走ることが出来るようになってはいますが、泥濘が点在しています。時々ズルッとなり、思うようなスピードでは走れない時間が続きます。
くぬぎむら体験交流館エイド

くぬぎむら体験交流館エイドまでは3時間20分を予定していました。しかし、これを40分近く短縮し、2時間40分42秒で到着です。
脹脛が怠く、それに耐えながらの時間がほとんどでした。ガンガン抜かされ、軽快に走ることが出来た感じは一切しませんでした。しかし、予想外の大幅な貯金に成功し、嬉しい誤算です。調子の悪さに気分も沈んでいましたが、この貯金で展望も明るくなり、戦う気持ちも復活です。
結構強めに雨が降る中、もう少しゆっくり休憩したいと思っていました。しかし、動いていなければ、寒くなってきました。なので、下記を補給し、予定していた10分の休憩時間を8分51秒で切り上げ、出発することにします。
・バナナ1/4×2切れ
・ミニクリームパン2個
・ミニカップケーキ2個
・梅干1個
・麦茶2杯
vs 新柵山
くぬぎむら体験交流館エイドを出発すると、まずは新柵山(標高490m)を目指すことになります。
一部急登はありますが、長くは続きません。ある程度登ると、アップダウンを繰り返すことになります。なので、あまり苦戦せずに新柵山を捻じ伏せると、下りが始まるようになります。

特に山頂直下はかなりの激下りで、足元も泥濘が点在しています。一列の隊列となり、先行するランナーのコースを辿り、ズルッと滑った痕跡を回避しながら、慎重に下って行きます。
こうして、無事に山頂直下を過ぎると、走り易い緩やかな勾配もあります。徐々に軽快に走ることが出来るようになってきました。
去年はこの下りを反対側から登って来ました。Northコースの中でダントツにキツく感じられた登りです。しかも、急に胃が気持ち悪くなり始めた因縁の場所でもあります。今回は、”秘密兵器”が効いているのか、胃は快適に機能しているようです。

一旦、集落の中のロードへ
新柵山からの下りが終わると、集落の中のロードを進むことになります。
ほぼ平坦なロードですが、あまり軽快といった感じでは走れません。時々歩きを入れることになっています。その後、都幾川に架かる滝の鼻橋を渡ると、すぐにトレイルに入ります。

ここからは、次の慈光寺エイドを目指し、約1.8Kmの登りが続きます。ちなみに、この区間の距離は6.1Kmなので、気分的にも楽です。しかも、時間の貯金もあるので、余裕を持てるようになっています。「可能なら、もう少し貯金したい…」という欲も出て来ています。
登りのペースは徐々に復活か?
トレイルに入ると、再び足首のすぐ上の向う脛が攣りそうになっています。なので、塩熱サプリを1個投入しておきます。
各ランナーの間隔はやや空いていますが、先行するランナーに付いて行くことが出来ています。この辺りになると、実力に見合った順位になってきたのか、ガンガン抜かされることもなくなっています。

また、幸いにして、脹脛の怠さはほぼ解消したような感じです。登りのペースも、徐々に上がっているように思えます。ただ、相変わらず鼻水は酷い状態で、鼻の下がヒリヒリと痛くなり始めています。
慈光寺エイド

この区間は1時間31分を予定していましたが、1時間18分34秒での到着です。ということで、53分近い貯金に成功です。
雨はほぼ上がったと思われますが、結構寒くなってきたので、パーサライトジャケットを着込んでおきます。そして、下記を補給し、予定していた10分をオーバーし、12分で出発です。
・バナナ1/4×3切れ
・稲荷寿司3個
・コーヒー2杯
※ハイドレーションの水を交換
今回はここまでになります。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
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