こんにちは!パパ隊長です。
急勾配のアップダウンに脚が何度も攣りながらも、軽快な走りで健闘し、想定以上の貯金を蓄えて堂平キャンプ場エイドに到着した前回の投稿の続きになります。
※地理院タイルにコース・エイド等のレース情報を追記して掲載
笠山山頂に向けての超急登
堂平キャンプ場エイドを出発すると、暫くは歩きながら脚を慣らした後、七重峠に向けての激下りが始まります。そして、七重峠で一旦ロードに出ると、そのロードを横断し、笠山山頂(標高837m)に向けての超急登が立ちはだかっています。
前回、ここの超急登が物凄くキツかった印象が何故か強烈に残っていて、覚悟を決めて立ち向かいます。しかし、さすがにキツいのは当然でしたが、前回程の苦戦はせず、割とあっさりと捻じ伏せた感じで笠山山頂(ホントの山頂はコースから少し外れた先)に到着です。「あれ?こんな感じだっけ?」と思ってしまいましたが、調子が良い証拠でしょうか?
笠山山頂からは屈指の標高差を下る
笠山山頂から腰越までは、多少の登り返しはあるものの、5.3Kmで670mを一気に下ることになります。全コースの中で、屈指の標高差を誇る下りで、前回は完全に失速してしまい、トボトボと歩くことが多かった区間です。
こうして、笠山山頂を出発すると、超急登から激下りに切り替わったということで、相変わらず左脚脹脛が攣りそうになっています。なので、暫く歩いたり立ち止まったりしながら、攣りそうな感覚がなくなるまでは忍耐の時間を過ごすことになっています。
それを克服すると、追い越したランナーの集団の最後尾に着き、コバンザメとして走り始めます。すると、初めのうちは同じペースで順調に下って行くことが出来ています。しかし、ズルッと滑ったり、躓いたりすると、どちらかの脹脛がピキッとなり、走り続けることが出来ず、置き去りにされてしまいます。
それでも、勾配がやや緩やかになってくると、刈場坂峠エイドまでの軽快な下りの足取りが戻って来たようで、颯爽と風を感じる瞬間も蘇って来ました。
私設エイド
腰越からはロードが始まり、その途中に私設エイドがあります。
前回はほとんど何も残っていませんでしたが、今回は色々と食べ物があります。しかし、あまりお腹も空いていなかったので、頭から水を浴びせて貰い、冷たい水を2杯いただきました。
このクソ暑い中での冷たい水、最高に美味しかったです。
金嶽山頂に向けての戦いが始まる
ロードが終わると、慈光寺エイドに向けて最後のピークとなる金嶽山頂(標高539m)に向けての登りが続きます。最初のうちは、シダが生い茂る中のトレイルで標高を上げた後、稜線を進むことになります。大きな集団はなく、一匹狼となって黙々と登って行きます。
そうした中、先行するランナーを抜かすこともありませんが、後続のランナーに抜かされることもありません。ほとんど同じペースなのか、各ランナーの間隔が常に一定に保たれています。また、地図アプリで位置を確認する回数が一気に増えてきましたが、なかなか距離を稼ぐことが出来ない感じで、「まだかぁ…」と何度もガックリしてしまいます。
ライチティーで自爆
前回は、この稜線で一気に脚が動かなくなり、カメの歩みなってしまいました。しかし、今回は、相変わらずキツい状態に変りはありませんが、脚が止まることはありません。力尽きてぐったりとなっているランナーに、「大丈夫ですか?頑張りましょう!」と声を掛けながら進むことが出来ています。
こうして、金嶽山頂の手前にある稜線のピークに到着すると、5、6人のランナーが座り込んで休んでいます。ここでパパ隊長も座り込み、トレランパックの中に眠っていたライチティーで喉を潤します。
しかし、何故か超不味く感じられ、逆に気持ち悪くなってしまいました。普段はいつも美味しく飲んでいるのですが、体の状況により、感じる味にこんなに差があるのでしょうか?
金嶽山頂へ
不快な思いをしただけでピークを出発することになり、一旦下ってロードを横断すると、いよいよ金嶽山頂直下の超急登との戦いが始まります。
その後、相変わらず脚が攣りそうになりながらも、何とか金嶽を捻じ伏せると、ここからは、多少の登り返しはあるものの、走ることの出来る下りが続きます。時々、脚が攣りそうになって歩くこともありますが、軽快に走ることが出来ています。
慈光寺エイドのはずが…
そうした中、慈光寺のお社が見えて来るようになり、「やっと休憩出来る…」と思いながら到着です。
すると、急遽変更があったようで、関門としてのチェックポイントはそのままで、エイドは約1.5Km先に変更になった旨を知らされました。なので、計測リストバンドをタッチした後、慈光寺はそのまま通過することにします。
慈光寺からは、ほぼ下り一辺倒となり、軽快に走ることの出来る勾配が続いています。なので、慈光寺までの勢いのまま、17分程気持ち良くガンガン飛ばし、トレイルが終わってロードに出ると、移動したエイドを発見です。
慈光寺エイド
堂平キャンプ場エイド~慈光寺チェックポイントの区間は、2時間35分を予定していました。今回も2時間28分5秒を叩き出し、予定を7分程短縮しての到着です。しかも、慈光寺エイドは、前回リタイアした因縁のエイドで、その時は、ぐったりと疲れ果て、金嶽山頂からはほぼ歩いて辿り着くという体たらくでした。
このエイドでは、ライトの点灯チェックがありますが、スタート時から装着している腰ライトを点灯させ、もちろん合格です。
その後、頭からたっぷりと水を浴びた後、これまでと同様に脹脛や向う脛を入念にマッサージしながら、下記を補給しておきますが、予定していた15分を3分近くオーバーしてしまいました。
そして、ヘッドライトをトレランパックから取り出し、短パンのポケットに入れ、いつでも取り出せるようにして出発です。
・稲荷寿司2個
・オレンジ5切れ(やけに酸っぱかったが、ホントにオレンジか?)
・ファンタオレンジ2杯
・ストレートティー1杯
・ソフトフラスクの水・麦茶を交換
※この区間、きびだんご(持参)を2個消費
コバンザメ作戦は不発
慈光寺エイドを出発すると、まずはロードを1.4Km進むことになり、走ったり歩いたりを繰り返しながら、先行するランナーをパスして行きます。
その後、トレイルに入ると、そこそこの急勾配の登りが続くようになり、始めのうちは、ロードが終わる直前に追い付いたランナーにコバンザメ作戦を敢行し、引っ張って貰うことにします。そして、宿主のスピードに合わせ、ゆっくりと登って行きますが、ややペースが合いません。
その後、走れそうな勾配になっても走ってくれないので、コバンザメ作戦は早々に中止することにします。宿主を一気に抜き去り、一匹狼に変身してペースアップすると、思った以上に脚が動くようです。
多少勾配がキツくなってもペースは衰えず、走れそうな勾配になると、躊躇なく走ることが出来ています。そうなると、次々に先行するランナーに追い付くことになりますが、道を譲ってくれるので、楽勝で追い越すことが出来ています。
ダントツにキツく感じる急登で新柵山山頂へ
そうした中、この急登は新柵山山頂(標高490m)まで続くことになります。山頂直下は超急登で、これまでのルートの中でもダントツにキツく感じられ、何度も地図アプリを確認してしまいます。
また、それと同時に、急に胃が気持ち悪くなり始め、何度か「オエッ!」となるのを耐えることになっています。これまでは、そういった気配は全くなかったので無警戒でしたが、急登で息が上がった時がヤバいように思われます。ただ、走ることは可能で、『Mt.FUJI 100』の時のように、走った振動で胃が痛いといった症状にはなっていません。
マズい…胃の気持ち悪さが治まらない…
その後、新柵山山頂からは多少のアップダウンを捻じ伏せ、くぬぎむら体験交流館エイドに向けての下りが始まります。相変わらず胃の気持ち悪さは続いていますが、「オエッ!」となるまでには至っていません。
なので、「何とかこれくらいで治まってくれないか…」と思いながら走り続けますが、かつての颯爽とした下りのスピードは見る影もなくなってきました…
くぬぎむら体験交流館エイド
胃の不調により、これまでにない苦戦を強いられるハメになりましたが、予定していた1時間40分を8分程短縮して到着することが出来ました。完走に向け、順調に貯金を増やすことが出来てはいますが、どんなに貯金を増やそうとも、対処出来ない状況も出て来ています。
予定より短縮して到着はしたものの、ぐったりとした感じで、これまでのように、積極的に食べ物を補給しようという気になれません。しかし、何とかして食べないと、このままズルズルと負のスパイラルに引き込まれてしまいます。
なので、脹脛や向う脛を入念にマッサージしながら、下記をゆっくりと時間を掛けて補給し、まずは何としてでもスタート地点の『ニューサンピア埼玉おごせ』に戻る覚悟を決めて出発です。
・サンドイッチ2個
・ぶどう5粒
・ファンタグレープ2杯
・ソフトフラスクの水・麦茶を交換
※この区間、きびだんご(持参)を1個消費
今回はここまでになります。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
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