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Mt.FUJI 100 ~2024~【PART3】



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投稿者 パパ隊長

こんにちは!パパ隊長です。
快調なスタートを切るも、右膝の痛みで走り続けることが出来ないまま、富士宮エイドに到着した前回の投稿の続きになります。
『Mt.FUJI 100』(FUJI100mil)のコースマップ
※地理院タイルにコース・エイド等のレース情報を追記して掲載

 

ロードで天子ヶ岳登山口へ

富士山に見守られながら天子ヶ岳登山口へ
富士宮エイドを出発すると、天子ヶ岳登山口までは、舗装された道路が続き、時々、ほぼ平坦なトレイルが交じるルートを進むことなります。

相変わらず右膝が痛く、走り続けることが出来ません。なので、富士宮エイドに到着する前と同じように、走ったり歩いたりを繰り返すハメになっていて、後続のランナーに抜かれっ放しです。
そして、ライトが不要なくらいに明るくなっていましたが、富士宮エイドで仕舞うのを忘れていました。なので、途中でヘッドライトを仕舞うついでに、右膝周辺をマッサージしながら、脚をストレッチしておきます。
正面に聳えるのが天子ヶ岳山頂(と思う…)

 

前半戦最強の敵・天子山地との戦いが始まる

富士宮エイドからは、約50分で天子ヶ岳登山口に到着することが出来ました。ここから、前半戦最強の敵・天子山地との戦いが始まることになり、まずは約4Kmで標高差800mを登り、天子ヶ岳山頂(標高1330m)を目指します。
前半戦最強の敵・天子山地との戦いが始まる

こうして、天子ヶ岳登山口を出発すると、最初の約1Kmは緩やかな登りが続き、一旦舗装された林道に出ることになります。そして、この先から本格的な超急登が連続することになるので、もちミックス1個とパイン大福1個を補給し、パーサライトジャケットを脱ぎ、万全を期して挑むことにします。

 

決戦!天子ヶ岳

天子ヶ岳山頂を目指す本格的な戦いが始まると、先行するランナーにコバンザメする作戦を遂行します。すると、先行するランナーもムリには追い越さないので(というか、急登過ぎて追い越すことが出来ない…)、一列の隊列となり、黙々と進んで行くことになっています。急登の連続ですが、登っていると、右膝の痛みからは解放され、軽快に登って行くことが出来ています。
天子ヶ岳山頂を目指す本格的な戦いが始まった
一列の隊列となり、黙々と進んで行く…

こうした状況なので、隊列から離脱したランナーを抜かすことはあっても、後続のランナーに抜かされることはありません。離脱したランナーの多くは、力尽きて座り込んでいる感じで、一点をじっと見詰めたり、考え込むようなポーズになったりと、トレランでは『あるある』の光景を目にするようになってきています。
また、時間の経過と共に、陽射しが当たるようになると、イッキに暑さを感じるようになり、汗が噴き出して来ています。ただ、朝陽の中に聳える富士山は、これぞ『Mt.FUJI 100』といった風景といっても過言ではありません。

 

脚が攣りそうにながらも天子ヶ岳山頂へ

天子ヶ岳山頂への超急登が続く…
天子ヶ岳山頂への超急登が続く中、足の指、向う脛、太腿が攣りそうな感じが続くようになってきました。これもスタート直後に飛ばしたツケでしょうか?

なので、芍薬甘草湯と塩熱サプリ2粒を補給し、なるべく両手も使い、時には四つん這いのような姿勢になりながら、体を引き上げるようにし、両脚の負担の軽減を図ります。
天子ヶ岳山頂に到着!

こうして、苦戦しながらも順調に天子ヶ岳山頂に到着すると、倒木に座って脚をマッサージしながら、下記を補給しておきます。
 ・ルマンド1本
 ・黒糖わらび餅スティック1本
 ・かもめの玉子ミニ1個
 ・紅茶

 

天子山地の縦走が始まる

補給を済ませて出発すると、ここからは天子山地の縦走となり、いくつかのピークを越え、最終的には熊森山山頂(標高1575m、ルート上の天子山地の最高峰)を目指すことになります。
天子山地の縦走開始!

そして、暫くの間、ほぼ平坦なトレイルをゆっくりと走った後、激下りに突入することになります。すると、登りの時には治まっていた右膝の痛みで、全くスピードを上げることが出来ません。後続のランナーが近付いて来ると、道を譲って先に行って貰います。
また、相変わらず足の指と太腿が攣りそうな感じがいつも続いていて、躓いたりすると、ピキッと攣ってしまい、立ち止まって回復を待つしかありません。ただ、我慢の時間は下りの時だけで、急登であっても、登りになれば、右膝の痛みからは解放され、息が上がっても軽快に登って行くことが出来るようになります。
長者ヶ岳山頂直下も急登

 

長者ヶ岳山頂

こうして、何度かアップダウンを繰り返し、長者ヶ岳山頂(標高1336m)に到着です。すると、多くのランナーが休憩し、ここからは富士山と眼下の田貫湖の絶景が広がっているのを眺めることが出来ます。また、反対側に目を移すと、雪に閉ざされた南アルプスが聳えています。
長者ヶ岳山頂から眺める富士山と眼下の田貫湖の絶景
雪に閉ざされた南アルプス

長者ヶ岳山頂を出発しても、厳しいアップダウンが続き、時には両側が切れ落ちた稜線を進むこともあります。そうした中、登りは足の指や向う脛が攣りそうになり、下りは右膝の痛みに加え、足の指と太腿が攣りそうになっています。
こうなると、熊森山山頂までどれくらいあるかということが最大の関心事であり、スマホの地図アプリで自分が何処を歩いているのかを頻繁に確認するようになっています。
鉄塔のあるピークでひと息入れる

途中、鉄塔のあるピークに到着すると、休憩しながら下記を補給です。
 ・ルマンド1本
 ・キットカット1個
 ・紅茶

 

最高峰・熊森山山頂へ

熊森山山頂へと続く超急登との最後の戦い
その後も、アップダウンを繰り返しながら進むと、やっと熊森山山頂へと続く超急登との最後の戦いが始まりました。前回参戦した2019年は、ズルズルと滑りながら泥まみれになり、四つん這いで登ったのが思い出されます。しかし、今日はキツいながらも、しっかりと両足を踏ん張りながら登って行くことが出来ています。

息が上がり、汗にまみれながら、やっとの思いで熊森山山頂に到着すると、ここで天子山地の縦走は終了を迎えることになります。そして、多くのランナーと共に座り込み、もちミックス1個とパイン大福1個を補給しておきます。
熊森山山頂に到着!

 

熊森山山頂からは激下り

休憩を終えると、熊森山山頂からは、約1.4Kmで標高差400mを下る激下りが始まります。2019年は、降り続く雨の中、この激下り全てがズルズルに滑りまくる泥沼状態で、豪快に宙を舞って背中から転んだり、ジェットコースターのように滑り落ちて泥まみれになったりする犠牲者も多く、地獄絵図が展開された区間です。
熊森山山頂からの激下りもコバンザメ作戦
林道に出る直前にあるパラグライダーのテイクオフ場

こうして、相変わらずの激下りに足を踏み入れると、先行するランナーにコバンザメし、引っ張って貰うことにします。そして、右膝の痛みに耐えながら、慎重に足の置き場を考え、木の枝や根も掴んでバランスを取り、何とか突破に成功すると、舗装された林道に到着です。

 

右膝が痛くて全く走ることの出来ない林道

林道に出ると、ここから麓(ふもと)エイドまでは約10Kmで、下りの舗装されたロードが続くことになり、後半はトレイルも出現します。思った通り、右膝が痛くてほぼ走ることは出来ず、歩きに徹することになっています。しかも、標高が下がって陽射しを浴びているので、かなり暑くなってきました。
大苦戦を強いられた下りの舗装ロード

そうした中、湧き水を見付けたので、冷たい水で喉を潤し、顔を洗ってリフレッシュします。これまで、ソフトフラスクに入っているシリコンの臭いする水を飲んでいたので、無味無臭の冷たい水の美味しさを、改めて実感することになっています。なので、ソフトフラスクの水も交換しておきます。
再び麓エイドを目指して歩き始めると、たまに苦しそうに歩いているランナーを抜かすこともありますが、ほぼ抜かれっ放しの状態です。何度も地図アプリで確認し、その度に、「まだかぁ…?」と思いながら、”修行”のような時間が続いています。
こうして、麓エイドの手前までやって来ると、麓エイドの関門時間が1時間延長されたことを、スタッフに教えて貰いました(富士宮エイドまでの渋滞への対応策)。まだ多少の余裕はあるので、ここの関門ではあまり関係ありませんが、麓エイド以降も全て1時間延長になれば、渋滞での遅延を解消することが出来るのに、と思ってしまいます…

 

麓エイド

ロードをほとんど走ることが出来ない中、この区間は7時間15分の走行時間を予定していましたが、それを約30分短縮して到着することが出来ています。ここまで散々苦戦した状況を考えると、予定より速いとはいえ、全く勝ったような気はしませんが…
麓エイド

ここまでは何とか耐え抜きましたが、痛む右膝を何とかしなければ、この先ゴールが見えて来るとは思えません。なので、効くかどうかは分かりませんが、ハサミを救護所で借り、右膝下~太腿付け根付近まで追加のテーピングを施しておきます。また、脚(向う脛・太腿外側・アキレス腱周り)のストレッチとマッサージも入念にしたため、このエイドでの滞在予定時間を18分程オーバーするハメになっています。
ここのエイドでは下記を補給し、トイレを済ませて出発です。
 ・富士宮焼きそば1個
 ・ミニクリームパン2個
 ・バナナ1本
 ・コーラ2杯
 ・コーンスープ(持参)1杯
 ・和栗カフェラテ(持参)1杯
 ・胃薬(持参)1粒
 ・ソフトフラスクの水を交換

 

 

今回はここまでになります。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。



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