AIってどんな感じなんだろ?
投稿日 | |
---|---|
投稿者 | yo.Arai |
2006年入社、1児の父、40代エンジニアです。
先日、富士通の AIサービスプラットフォーム「 Zinrai 」体験セミナーを受講してきましたので学んだことや感じたことを呟いてみようと思います。
◆AIってどんなイメージ?
みなさん、AI(人工知能)というとどのようなイメージでしょうか?
映画「ターミネーター」に出てくるような自分の意思を持った人工的に作られた知能?
もっと身近に、iPhoneの Siri やAmazon Alexa のようなパーソナルアシスタントが思い浮かぶでしょうか?このパーソナルアシスタントは、発話者の言葉を認識する音声認識、回答を言葉で返す音声合成など複数のAIエンジンを用いて作られています。
◆なぜ、今ブーム到来?
50年以上前に始まったAI研究ですが、いくつかの冬の時代を経て、現在、コンピュータ性能向上やビッグデータ普及により「機械学習」と「ディープラーニング」の研究が大幅に進んだことで第3次ブームを迎えています。
日本でも、政府により「日本再興戦略2016」と銘打った成長戦略を掲げ、IoT やビッグデータ、AI、ロボットの分野を有望成長分野としてとらえ、2020年までに 30兆円規模の市場を創出することを目標としています。
自動運転や製品・設備の不良発見や予測など技術向上により、適用分野は多岐にわたり、AI技術は今後ますます重要性が高まることが予想されています。
◆AI は人間の能力を超える?
特に、ディープラーニングによる画像認識は、人間の認識率を超える成果を叩き出しています。
AI という用語には2つの定義があります。
【弱いAI】 限定された知能を持ち、推論や学習、認識など人間の一部知的作業を実現
【強いAI】 人間がさまざまな場面や状況に対応できるように、人間と同じように振舞える、人間と同等の知識を持つ
強いAI の研究は続けられていますが、実現には、いくつものブレークスルーが必要で、現在、AI と呼ばれているものは「 弱いAI 」です。一部の機能では、人間を凌駕する性能がある AI ですが、人間の能力を超えるのは、まだまだ先のようです。
(参考) ディープラーニングの一技術「畳み込みニューラルネットワーク」の発想の元になった技術「ネオコグニトロン」は日本人(元NHK 福島邦彦氏)の提唱です。
◆AI サービスの利用はそれほど難しくない
なんだか難しいイメージの AI ですが、GoogleやMicrosoft、富士通などが提供する AIサービスには分かりやすい I/F やツールが用意されているため意外と簡単に使用できる印象です。
セミナーでは、自分の手で API をコマンド実行したり専用画面から数値入力やモード選択を行い、AIエンジンのトレーニングや各種技術を体験して結構楽しめました。
知識のインプットばかりで頭でっかちの私には新鮮でAI 活用が少し身近になった感じです。(都合良い錯覚でしょうか・・・)
みなさんも話題の AI を体験してみませんか?
また、AI の知識を習得したい方には、日本ディープラーニング協会の G検定(ジェネラリスト検定) 受験をお勧めします。「ディープラーニングの基礎知識を有し、適切な活用方針を決定して事業応用する能力を持つ人材」の育成を目的に作られたものです。
◆最後に・・・
著者はその本の中で、「客観情報の集積がその人のセンスを決定する」と言っています。
私は今まで、「センス=秀でた人が生まれつき備えている特別な才能」と考えていました。
コムコにはいろいろな分野の仕事があります。
みなさんのエントリーをお待ちしています。
|
こんな社員がいる会社であなたも働きませんか?
タグ: AI, ディープラーニング, 人工知能, 機械学習