基本情報合格!0から始める勉強法
投稿日 | |
---|---|
投稿者 | SY |
こんにちは!入社2年目のSYです!
この度2021年秋に行われた基本情報技術者試験に合格しました!!
IT知識0から始まった試験勉強… 私は文系・プログラミング未経験の上にあまり勉強が好きではありません。 今回はそんな私と同じように数学やプログラミングが苦手な文系出身の方々に向けて、基本情報技術者試験に受かる為にした勉強方法をまとめてみました! 最後までぜひ読んでいってください!
学習内容について
参考書はこちらを利用しました。 『キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者 (技術評論社)』 こちらはOJTパートナーの先輩に貸していただきました。 イラストが可愛くてとても分かりやすいので、 知識0から勉強を始める方にはとてもオススメです。 午後試験については、参考書は特に使用せず過去問をとにかく解きまくりました。 詳しくは学習方法にてお話しします。
【参考書】 キタミ式イラストIT塾 2周 【過去問】 午前試験 H21~R1年分(全22回分) 午後試験 H21~R1年分(全22回分)
学習スケジュールと学習方法
【7月】 参考書1週目 【8月】 参考書2週目 過去問午前試験 【9月】 過去問午後試験 【10月】 午前試験日まで 過去問午前試験 午前試験日以降 過去問午後試験 【11月】 過去問午後試験
私が基本情報技術者に合格するまでに要した学習期間は約4ヶ月でした。 7月に配属先に配属され、業務を理解するためにも基本情報技術者試験を受けようと決めました。 何から勉強したら良いか分からなかった為、まずは基本情報について調べて、合格者の体験記や勉強法をたくさん読みました。 合格者の方の多くがとにかく過去問が大事!!!!と主張されていたので、受験日までに過去問は全年度やろうと決めていました。 時間がなければ参考書なしで過去問だけやった方がいい!!!!というくらい、”テキストより過去問が大事”です。
また、CBT方式といったコンピュータを利用して受験する試験方法を選択した為、決められた期間で好きな日時・好きな会場で受験することが出来ました。 午後試験は自信がなかったので午前試験を早く終わらせて午後試験の勉強に力をいれようと思い、午前試験を試験期間が始まったすぐに受け、午後試験を1か月以上空けた11月に申し込みました。
7月に勉強を始めた時は全くなんの知識もない状態だったので、参考書全部を把握しようとすることから始めました。 ただダラダラと参考書を読んでいるだけだと全く集中することが出来なかったので7月半ばに1度午前試験の過去問を解いてみると、正答率は30/80でした、、、。 全80問で合格基準は6割(48/80)以上なのに、半分も正解すること出来ずかなり落ち込みました。 しかし過去問を解いたことでかなりやる気が出て参考書への集中力がかなり変わりました。
8月は参考書2周目とひたすら午前試験の過去問題を解きました。 参考書1周目では内容を全体的に理解し、2周目では暗記をすることに努めました。 この参考書は特徴的なイラストで説明してくれるので、そのイラストを思い出すことで内容を思い出すことが出来ました。 過去問は1日1年分解こうと決めました。 実際には半分の15年分くらいしかできませんでした。 過去問道場というサイトでは1問解くたびに答え合わせをするので、解説を読んでいるとかなり時間がかかってしまいました。 しかし解説をしっかり読んでいたことが功を奏し、8回目で6割を超えることが出来、その後も一度も6割を下回らなくなりました。
午前試験で6割を安定してとれるようになってきたので、午後試験を解いてみようと思いました。 プログラミングはJava、その他の選択問題はハードウェア・ソフトウェア、データベース、ソフトウェア設計を解きました。 しかし、問題を見てみても全くわからない、、、。 必須問題の情報セキュリティだけは何とか解くことが出来ましたが、その他はほぼすべて勘で解きました、、、。 過去3年分解き、正答率0%の分野が大量発生。この時は本当にやる気がなくなって絶望したのを覚えています。(笑) …でも手を止めている暇はない!!!! そう思い、すぐに対策に移りました。 まずは時間がないので選択問題を絞って対策することにしました。
私が選択した問題 ・データベース ・ソフトウェア設計 ・(ハードウェア・ソフトウェア) ・表計算
ソフトウェア開発(プログラミング)は研修で学んだJavaを選択していましたが、あと少し対策したところで太刀打ちできるような状態ではないと判断し、文系でも習得しやすい表計算に変更することに決めました。 その他の選択問題については対策がしやすそうだったデータベースと、問題文を読み解く力が必要であり文系の人におすすめと聞き、ソフトウェア設計の2つを選びました。 2つに絞るのは怖かったですが、ハードウェア・ソフトウェアに関しては午前対策で補えると考えたため、午後対策としては特に何も行いませんでした。 9月はとにかく午後試験の過去問に取り組みました。
いよいよ午前試験直前になりました。 試験日まではとにかく毎日午前試験の過去問を解きました。 苦手だと感じた分野に関して(システム監査等マネジメント系は参考書にあまり詳しく載っていないので苦手でした…)は、過去問解説やネットで調べたことをノートにまとめて覚えるようにしました。 全年度過去問を解くと考えなくても答えを覚えている問題もいくつかありました。 実際本番でもそういった問題が何問かでました
午前試験当日は試験開始時間が14:30だったので時間の許す限り携帯で過去問を解きました。そこで暗記しておいた問題も少し出題されたので、最後の最後まで過去問暗記をしておいて良かったと思いました。
午前試験終了後は午後試験の苦手分野のアルゴリズム・表計算を中心に対策しました。詳しい対策方法については後述します。
11月13日の午後試験当日までとにかく過去問演習を行いました。1日1年分が目標でしたが時間が取れない日もあり、大体1年分を2日間で取り組み、全22回分を終わらせました。
午後試験当日は、開始後一通り問題に目を通しましたが、絞って対策していたデータベースが出題されずかなり焦りました、、、。 しかしハードディスクが偶然にも自分の得意な分野が出題され、ハードディスクとソフトウェア設計を解答してなんとか選択問題は乗り越えました。 これは当日知ったのですが、CBT方式では右クリックで選択肢に取り消し線を入れることが出来、選択肢を絞り込めたのでかなり役立ちました。
試験結果については試験終了後すぐにメールが来て結果を知ることが出来ます。 午前の正答率は約7割で、過去問と同じくらいの得点率を取ることが出来ました。 午後に関しては過去問で一度も叩き出したことのないアルゴリズムと表計算の両方での正答率100%を達成することが出来ました。 かなり時間をかけて対策をしたので本当に嬉しかったです。
具体的な対策方法
ここからは苦戦した午後試験の具体的な対策方法についてお話します。
午前とは違い、午後試験は圧倒的に時間が足りません。 時間配分が午後の合否に大きく関わってくるので配分決めと、制限時間内に過去問を解く練習は必須になってきます。 私は過去問を解いていくうちに順を決めていきました。
1.情報セキュリティ(配点20点) 15分 …最初に易しめの情セキュを解き集中力を高める。 2.データベース(配点15点) 15分 … 比較的得意だった為。ササッと終わらせる。 3.表計算(配点25点) 45分 …集中力が出てきた頃に時間のかかる表計算。 4.アルゴリズム(配点25点) 45分 …一番モチベによって出来が変わる為得意な3つの後に解答。 5.ソフトウェア設計(配点15点) 30分 …苦手だった為。残り時間で取り組めればいいな程度。
このように予定して過去問に取り組んでいました。
アルゴリズムはほんっっっっとうに苦しめられました。 アルゴリズムのせいで1度受験をやめようかと考えたくらいです。(笑) 最初に過去問を解いた時の正答率は0%。その後も当たっていたとしてもまぐれ、0%を連発しました。 アルゴリズムの問題では擬似言語という基本情報独自の言語で記述されています。 その擬似言語が難しい、、、。 疑似言語についてはとにかくネットで調べて、繰返し処理・選択処理などの記述形式を覚えました。 あとはとにかく過去問を解き、解説を読んで理解し、解きなおし、、、の繰り返しでだんだん解き方を理解していきました。 いきなり解けるようになることはなく、問題を解くごとに他の問題で似たような内容がなかったかを考え、それと同じように考えることで解けるようになっていきました。 過去問を全年度解き終わる頃には何度か100%の正答率を取ることが出来ました。
表計算についてもまっさらな状態から始まりました。 こちらも最初に過去問を解いたときは0%。 基本情報技術者試験の表計算は関数が漢字表記で記述されます。 (AND→「論理積」、SUM関数→「合計」など) まずはそれをネットで検索して、使用例を見て使い方を覚えました。 それからはとにかく過去問を解きます。 照合一致、垂直照合、表引きなどの関数は毎回と言っていいほど出てくるのでそれらの使い方は完璧にしました。 絶対参照・相対参照についても表現方法が基本情報独自のものなので攻略しておく必要があります。 アルゴリズムと同様とにかく量をこなせば問題を解くコツが掴めるようになりました。 表計算も過去問を全年度解き終わる頃には100%の正答率を取れるようになりました。
過去問は全年度分やろうと決めたのは正解でした。 午後試験の対策は過去問で十分だと思います。 アルゴリズムの擬似言語、表計算の関数の使い方を一番手っ取り早く覚え、理解できるようになるのは過去問だと思うからです。 過去問道場では午後試験の解説がないことがありますが、ネットで調べればわかりやすい解説がいくつも出てきます。
そして、過去問は勉強の初めに一度やっておいたほうがいいと思いました。 思っているより出ない分野は出ない、出る分野は出る、といった感じなので学習範囲を絞って効率よく対策することが出来ました。 とにかく過去問を繰り返し解いて問題の傾向とコツを掴む!!!!ことが大事だと思います。
基本情報技術者試験を取得してよかったこと
1.資格手当がもらえるコムコでは資格試験に応じた資格手当がもらえます! 金額は試験によりますが基本情報では合格時の褒賞金と毎月の手当が支給されます。 資格手当が受験のモチベーションになります!!
2.その他上位試験の取得がしやすくなる基本情報の上位試験に位置づけられる応用情報技術者試験は午前問題に基本情報の過去問の流用が多く出題されるため、基本情報の学習が役立ちます。 また、応用情報に合格するとその上位試験の高度情報処理技術者試験の午前I試験が免除になります。 資格手当をもらって、新たな試験に挑戦して、合格してまた資格手当をもらって、、、 素敵な循環ですね!!! どんどん上位試験に挑戦して資格手当をたくさんもらおうと思います!!!
3.仕事に直接活かすことが出来る基本情報の学習でコンピュータの基礎が身に着き、仕事の中で出来ることが増えました。 配属された当初はIT全般の知識がなかったため会議に出席したりメールの内容を見ても何を言っているのかわかりませんでしたが、用語が分かるようになると少しずつ業務を理解できるようになりました。 午後試験のデータベースでは机上でのSQL文の習得を行っていましたが、実際にデータベースの作成やDBのユーザーを追加する業務があり、習得したSQL文を活用し作業を実施することが出来ました。 わかることが増えると仕事が楽しくなったので本当に取ってよかったと思いました。
おわりに
前回のブログで合格したらご褒美にノイズキャンセリングイヤホンを買うと宣言したのですが、無事購入しました~!
ノイズキャンセリング機能最高です。愛用しています!! 今回基本情報のためにたくさん勉強したので、せっかくなら次は応用情報も取りたいと考えています。 合格のご褒美があればまた頑張れる気がするので何か良い案があれば是非教えてください!!!!
長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
|
こんな社員がいる会社であなたも働きませんか?
タグ: 基本情報技術者, 文系, 資格