こんにちは！パパ隊長です。
登り一辺倒からの下り一辺倒という、このレースの結果を左右する最重要区間を捻じ伏せ、富士旭出学園エイドに到着した前回の投稿の続きになります。

※地理院タイルにコース・エイド等のレース情報を追記して掲載

娘からの応援LINE💗

富士旭出学園エイドを出発すると、やや下り基調のアップダウンが始まります。ただ、富士旭出学園エイドで十分に回復出来たようで、登りも下りも走り続けることが出来るようになっています。

そして、7時過ぎには娘から、「おはよう！」、「がんばれー」のLINEが来ました。いかにも家内に頼まれて送った感満載ですが、やっぱり最高に嬉しい瞬間です。これで完走がグッと近付いて来た感じがします。
ちなみに、いつもなら昼前まで寝ている娘です。やけに早起きしていたのは、パパ隊長を見捨て、友達とディズニーシーに遊びに行くためだったらしい…

緩やかな登りが続き、猛烈な睡魔に襲われる

この頃から、アップダウンが終わり、緩やかな登り勾配が続くようになってきています。問題なく走り続けることは出来ますが、さすがにこれまでの登りと比べると、明らかにペースダウンしています。まぁ、50Km以上走っているので、それは仕方がありません…

このまま走り続けることも出来そうな感じではありますが、夜が明けた以上、残暑の陽射しに晒され、暑さとの戦いになることが最大の懸念です。そもそも、その対策のため、前半の涼しい時間から突っ込み、貯金を作ってきています。まだ太陽は雲に遮られ、気温も低く、本格的な暑さには至っていませんが、今後のことを考え、計画的に歩く時間を作るようにします。
そうなると、徹夜でここまでやって来たツケが回って来たようで、猛烈な睡魔に襲われています。頭がボーッとする中、右に左にフラフラと足元が定かでなく、酔っ払いのような足取りになっています。

富士山が顔を出す！

こうした中、7時半前に家内から再びLINEが来て、長男・次男を引き連れ、自宅を出発したそうです。そして、7時35分頃、最初はガスに包まれ、稜線の一部だけが見えていた富士山ですが、徐々にガスが消えています。

そして、このレースで走っている間、唯一眺めることが出来る瞬間が訪れましたが、その後、すぐにガスに包まれてしまいました。
また、同じタイミングで、姪っ子に男の子が生まれたという情報が飛び込み、完走への後押しをしてくれています。

私設エイドに癒される

こうして、急勾配ではなくても、ダラダラと続く登りが続く中、自販機のコーヒーで喉を潤しながら立ち向かいます。そして、走ったり歩いたりを繰り返す中、私設エイドを発見です。

私設エイドでは、氷の入った冷たいコーラ1杯をいただき、一気に気力が蘇って来た感じです。また、缶ビールも冷えているようで、「飲んでも良いですよ！飲みますか？」と聞かれましたが、「うーーーん…？」と考え込んでしまいます。
確かに、喉から手が出る程欲しいビールです。しかし、「ここがゴールではない」と我に返り、「ありがとうございます！でも、ゴール後の楽しみにとっておきます！」と感謝を伝え、気持ちを新たに出発します。

徐々に走る時間より歩く時間の方が長く…

その後も、登り勾配が続く中、相変わらず走ったり歩いたりを繰り返しますが、走るペースが落ちてきて、歩く時間も長くなっています。
前後のランナーのメンツはほぼ変わらずといった状況で、歩いていたら抜かされ、走っていたら抜き返すといった展開が続いています。そうした中、たまに追い上げて来た速いランナーがいると、置き去りにされてしまいます。

えいちのむらエイド

緩やかな勾配とはいえ、果てしなく続くような登りに苦しめられながら、2時間38分を予定していた15.8Kmを、2時間38分51秒のタイムで走破し（順位は107位に後退…）、微々たる時間とはいえ、貯金に貢献です。
ここでは、エイドとは別に、ソフトクリームの買い出しに行っているランナーもいます。しかし、特に食べたいとは思わなかったので、ベンチに座って、脹脛やアキレス腱周りのマッサージを優先します。
ちょうどこの頃（9時前）、家内は大した渋滞に捕まることなく高速を走り、河口湖ICを下りて、『道の駅・なるさわ』に向かう予定である旨のLINEが来ました。

ここのエイドでは、下記を補給し、予定通りの15分の滞在で出発です。
　・スパゲッティロールパン1個
　・フルーツポンチ1杯
　・ホットコヒー1杯
　・ファンタオレンジ1杯

決戦の舞台は再び山梨県へ

えいちのむらエイド出発すると、暫くして、静岡県から山梨県に戻って来ました。
また、9時半前に家内は『道の駅・なるさわ』に到着したそうですが、そこまでには、まだ2時間程は掛かるので、家内達は『鳴沢氷穴』に行き、その後、『富岳風穴』に行って遊んだそうです。

相変わらず、ダラダラと緩やかな登りが続く中、まだ空は雲に覆われたままで、気温は上がってはいませんが、やや蒸し暑い感じです。そうした中、走ったり歩いたりを繰り返していますが、これまでよりも歩いている時間の方が長くなってきています。そうなると、またしても眠くなってきて、フラフラと足取りが怪しい時間帯が続くようになっています。
その途中、自販機を見付けたので、眠気を覚ますために、コーヒーで喉を潤します。ちなみに、富士山の展望スポットだったらしいのですが、全く眺めることが出来ませんでした…

小さな女の子の応援に力を貰う

その後も登りは続く中、これまで木々に覆われていた周囲の視界が開くと、広い駐車場のある展望台に到着です。ただ、今日は雲が低く、空気も霞んでいて、全く展望が開けていません。


ガッカリな感じで先を急ごうとすると、小さな女の子が、「がんばって！」と声を掛けてくれました。思わず嬉しい気持ちになり、ニコッとしながら、「ありがとう！」と答え、手を振ってお別れです。

下りも走ったり歩いたりを繰り返す

長かった登りも、この展望台を境に下りに入るようになります。すると、久々の下りということで、登りとは別の筋肉を使うことになり、これまでのダメージも加わり、最初のうちはカクカクといった感じのぎこちない走りになっています。
それでも、さすがに下りということで、登りを走っている時よりも自然とスピードが上がり、徐々に軽快に下ることが出来るようになってきました。
しかし、この軽快さが曲者で、登りの時より遥かに脚（特に膝）に負担が掛かっているのが分かります。なので、やはりここでも走ったり歩いたりを繰り返すようになってきました。

ついに陽射しに晒されるようになる

時間も10時半頃になると、雲の隙間から太陽が顔を出し始めるようになっています。こうなると、陽射しを浴びている瞬間は、一気に暑さを感じます。しかし、背の高い木々に覆われて陰になっているような場所は、ヒンヤリとした冷気が感じられ、少しだけ生き返ることが出来ます。

下りが続く中、日陰の場所は走り、陽射しがある場所は歩くような感じになってきました。陽射しのある場所は早く通り過ぎたいのですが、暑くて走ろうという気力が湧いて来ません。すると、何度も地図アプリを確認するようになりますが、全然進んでいないような感じで、「まだかぁ…」と、見る度にガッカリを繰り返しています。

家内と兄弟を発見！

その後、国道139号線に合流し、暫くすると、『道の駅・なるさわ』まで500mの看板を発見です。これで息を吹き返し、ゆっくりですが走り続けることが出来るようになってきました。

ちなみに、家内達は11時過ぎに『道の駅・なるさわ』に戻って来たそうです。そして、道の駅の隣がエイドのある活き活き広場で、その入口で家内・長男・次男を発見です。手を振ると、気が付いたようで、程なくして合流するに成功です。
もっとヘトヘトになって低迷していると思っていたようで、「思ったより、全然元気そう！」と、ビックリしながらも安心した感じの家内です。
その後、兄弟と手を繋いで横一列となり、広大な芝生の公園を走り抜け、まるでウイニングランのように、活き活き広場エイドへと向かいます。

活き活き広場エイド

えいちのむら～活き活き広場の区間の14.9Kmは、2時間29分を予定していました。しかし、ここでもそれを僅かに上回る2時間23分23秒と健闘し、ゴールに向けての最後の貯金を増やすことに成功です（順位は107位→112位に後退していますが…）。
そして、ここでの最大の楽しみはスイカで、テーブルにたっぷりと並んでいます。なので、「ひとり何個までとか、あるんですか？」と聞いてみると、「好きなだけ食べてください！」と、最高の答えが返って来ました。
そういうことならば遠慮することなく、水分補給を兼ねた昼メシということで、ガッツリと10切れ以上をいただきましたが、正確な量は覚えていません…
こうして満腹になると、今度はベンチに座り、脹脛やアキレス腱周りを入念にマッサージし、最後の決戦に備えます。

ここのエイドでは、下記を補給し、10分を予定していましたが、家族に見送られながら、17分20秒の滞在で出発です。
　・いなり寿司1個
　・スイカ10切れ以上？

今回はここまでになります。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。