こんにちは!パパ隊長です。
貯金を吐き出しながらも、約10Kmで1100m以上の標高差を登ることになる最凶の強敵を捻じ伏せ、奥志賀エイドに到着した前回の投稿の続きになります。
そして、下記が今回パパ隊長が参戦する『志賀高原100』(55Km)のコースマップになります。

※地理院タイルにコース・エイド等のレース情報を追記して掲載
最終決戦へ
ゴールまでは9Km、残り時間は2時間14分です。普通なら全く問題ありませんが、脚が攣りまくっているこの状態で、果たして制限時間内に到着することが出来るのでしょうか?

奥志賀エイドを出発すると、暫くは舗装されたロードの下りが続きます。
走ることが出来るような場所は、なるべく走り、少しでも時間を稼いでおかなければなりません。ただ、下りを走っていても、先程の続きで、ハムストリングがピクピクする時があり、速歩きに切り替えて対応します。
トレイルは緩やかな登りが続く…
最初のロードが約1.3Km続いた後は、トレイルに踏み込みます。
そして、ここからは緩やかな登りに切り替わります。スタート直後の上信越自然歩道のような感じのトレイルが続き、基本は歩きですが、時々走ってみます。


すると、脚は十分に動き、結構スピードに乗って、前への推進力もあります。4月の『Mt.FUJI 100』、5月の『彩の国』に備えての長距離練習の成果か、脚自体はまだ十分な余裕がある感じです。
ただ、向う脛とハムストリングがピクピクし、時にはピキッと強めの痛みが貫き、長続きしません。これまでの経験上、レースが終わらない限り、この状態から解放されることはないということも理解しています。
”完走”への希望が膨らむ
その後も、このトレイルが続いている間は、急勾配の登りはありません。緩やかな登りと、ほぼ平坦なルートを進んで行くことになります。

その間、何度も何度も繰り返しスマホの地図アプリを確認し、その度に残りの距離と時間を計算しています。そうした中、徐々に制限時間内にゴール出来る目途が立つようになり、”完走”への希望が膨らんでいきます。
こうして、ゴールが近くなると、コース上に完走を後押しするようなメッセージボードが建っています。その中で、『そこで止まると志賀高原ビールが遠のく』というメッセージボードがありました。「あぁ、キンキンに冷えたビール飲みてぇ…」と思いますが、今回は車での参戦です。家に帰るまでは呑むことが出来ません…

『これが本当に最後の登り!!』

雑魚川に沿って広がる湿原地帯の木道を過ぎると、今朝走ったファミリースキー場のコースに合流します。この区間、最大の急勾配に挑むことになり、『これが本当に最後の登り!!』というメッセージボードが建っています。

そして、これまでよりも急勾配になったことにより、今度は向う脛が攣りそうになっています。しかし、脚は十分に動き、極端にペースダウンすることなく、登って行くことが出来ています。
すると、この辺りから、スタート/ゴール地点のMCの声が聞こえるようになっています。
さすが100Km優勝者

そうした中、ゴールの手前1Km付近で、後ろから登りを走って追い抜いて行くランナーがいます。
ナンバーカードを見ると、我々55Kmより2時間半前にスタートした100Kmのランナーです。どうやら優勝した選手だったようで、やはり別格といった走りです。とにかく、登りも下りも歩くことなく、走り続けています。
ゴーーーーール!
こうして、最後のスキー場の試練を突破すると、残すはゴールゲートを走り抜けるのみです。

一旦ゴールゲートの手前で立ち止まり、写真を撮った後は、残った力を振り絞り、ダッシュでゴールを目指します。そして、MCの紹介の声を聞きながら、最後は両手を広げ、ゴールゲートを駆け抜けます。
10時間18分1秒、スピードレースによる痙攣に大苦戦しましたが、久々に”完走”という称号を手にすることが出来ました。
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距離 |
目標タイム |
実績タイム |
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スタート(一の瀬駐車場) |
~ |
1A 林道入口 |
14Km |
2時間06分00秒 |
1時間52分11秒 |
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1A 林道入口 |
— |
10分00秒 |
6分01秒 |
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1A 林道入口 |
~ |
2A 竜王 |
18Km |
2時間42分00秒 |
2時間19分36秒 |
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2A 竜王 |
— |
15分00秒 |
21分50秒 |
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2A 竜王 |
~ |
3A 奥志賀 |
14Km |
3時間30分00秒 |
3時間50分33秒 |
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3A 奥志賀 |
— |
15分00秒 |
15分51秒 |
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3A 奥志賀 |
~ |
ゴール(一の瀬駐車場) |
9Km |
2時間01分00秒 |
1時間31分59秒 |
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スタート |
~ |
ゴール |
55Km |
10時間59分00秒 |
10時間18分01秒 |
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ゴール後は?

ゴール後は、ナンバーカードから計測チップを外して貰い、スタッフにゴールゲート前で記念写真を撮って貰います。
その後、完走証を貰い、家内にLINEで報告です。また、竜王エイドから前後しながら走っていた女子ランナーもゴールしていて、お互いに写真を撮り合います。

こうして、預けていた荷物を回収すると、志賀グランドホテルに向かいます。そして、今日一日の汗を流し、露天風呂に浸かります。まったりとした最高の時間を過ごすと、身体がイッキに軽くなったような気がします。
COOLishが最高の御馳走
駐車場に戻って来たのは、18時半前です。
まずはCOOLishを食べたくて、一番近いと思われる道の駅・北信州やまのうちの向かいにあるコンビニを目指します。そして、志賀高原から下界へとイッキに下ると、ノンアルビールとCOOLish2個を調達し、喉を潤しながら、空腹を満たします。
最近、レース後は、COOLishが最高の御馳走となっています。
寝床は上信越道・東部湯の丸SA
ちなみに、今日は我がヴェルディが19時からアウェイでの名古屋グランパス戦です。高速に入るまでは、信号で停まる度に、スマホで試合経過を確認しながら、ヴェルディの応援です。
その後、信州中野ICから上信越道に入り、東京方面を目指します。まだまだ余裕がありましたが、眠くなる前に東部湯の丸SAを寝床と決め、20時15分に到着です。
我がヴェルディは引き分け
ヴェルディの途中経過を確認しながら、たぬききつねそばで夕食です。
その後、トイレと歯磨きを済ませ、車の中でヴェルディの結果(引き分けで勝ち点『1』を積み上げる)を確認し、横になります。
ただ、疲れているはずなのに、”爆睡”といった感じではありません。前日と同様に、ウトウトしながら何度か目が覚めるパターンを繰り返し、いつの間にか寝落ちしたようです…
勝利の凱旋!
翌朝は4時半前に目が覚めてしまいました。なので、そのまま渋滞のない上信越道→関越道→圏央道→中央道を走り抜け、自宅を目指します。そして、7時半前、無事自宅に到着することが出来ました。
MAGMA ATHLETE BARLEYとガスター10の投入が功を奏したのか、前回の『彩の国』に続き、今回も胃のトラブルとは無縁でした。なので、次回以降も、十分に戦える手応えを掴むことが出来た感じです。
次戦は10月の『ハセツネCUP』です。ここで連勝を決め、是非とも来年の『Mt.FUJI 100』のエントリー条件を満たしたいと思います。
『志賀高原100』に参戦し、脚が攣りまくりながらも、6戦ぶりにトレイルレースで完走を果たした今回の投稿は終了になります。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
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