今回は、8月9日に行われた横浜F・マリノスとの伝統の一戦”クラシコ”についての投稿になります。
勝ち点『28』で16位の我がヴェルディに対し、勝ち点『21』で18位の降格圏に沈んでいるマリノスです。お互いに絶対に負けることの出来ない”クラシコ”ですが、残留を賭けた”裏天王山”とも言える戦いです。
ヴェルディにとって、残留争いから一歩抜け出すか、残留争いに本格参戦か、”運命の一戦”が始まります。
主力の流出が続く…
前節のゼルビア戦以降、3週間の中断期間で、下記の選手が移籍した我がヴェルディです。
MF翁長聖選手 → V・ファーレン長崎
FW木村勇大選手 → 名古屋グランパス
DF綱島悠斗選手 → ロイヤルアントワープFC(ベルギー)
6月のDF千田選手の移籍(鹿島アントラーズ)を含めると、主力4選手が移籍するという非常事態です…
救世主となれるか?
しかし、”捨てる神あれば、拾う神あり”です。下記の3選手が救世主となるべく、我がヴェルディに移籍してくれました。
水戸ホーリーホック → FW寺沼星文選手
ブラウブリッツ秋田 → DF井上竜太選手
日本大学 → FW平尾勇人選手(加入内定、特別指定選手)
しかも、3選手共、”裏天王山”にリザーブメンバーとして名を連ねています。
決戦の地・味の素スタジアムへ
18時キックオフですが、先行入場の抽選の始まる12時半に合わせ、自宅を出発です。
こうして、味の素スタジアムに到着すると、今回の抽選番号は『114』です。その後、『114』の場所を確保すると、すぐにフードコートに向かいます。そして、昼食を買い、ヴェルディグリーンのクラフトビールでカンパイです。

また、当日は『クラスメソッド・ファミリーDAY』ということで、Tシャツの配布とキャップの抽選を行っていて、家内がキャップに当選しました。
その後、15時半になり、いつものゴール裏自由席を確保すると、まずはヴェルディヴィーナス💗の皆さんに会いに行きます。

決起集会!

確保した席のすぐ近くで、サポータの決起集会が行われるということで、参加してみることにします。
決起集会は、前節のゼルビア戦でのサポーターによる違反行為のお詫びから始まっています。それに対し、これからの決意が語られた後、新加入選手のチャントが披露されました。
西日がモロに当たる中、チャントで飛び跳ねたせいか、汗びっしょりです。もちろん、生ビールで水分補給です。
FW山見選手への寄せ書き
6月末の練習で負傷したFW山見選手(右膝前十字靭帯損傷、全治6~8ヶ月)の寄せ書きが行われています。1日でも早い復帰を願い、「待っているゾ!」と書いたパパ隊長です。

第4節のガンバ戦のFW山田選手(左膝複合靱帯損傷・半月板損傷、全治8ヶ月)に続いての、怪我での長期離脱です。奇しくも、大学の先輩・後輩の関係です…
今シーズンの復帰は厳しいですが、2人が戻って来るのは、J1の舞台で戦うヴェルディです!
守護神、リーグ戦歴代最多出場
ヴェルディヴィーナス💗のチアダンスを拍手で応援した後は、まずはGKからウォーミングアップが始まります。

前節のゼルビア戦で、ヴェルディGKとしてリーグ戦歴代最多出場を達成した守護神GKマテウス選手です。「ラララ ヴィドマテウース ラララ ヴィドマテウース ラララ ヴィドマテウース オーオー ヴィドー」と、いつも以上にチャントも盛り上がっています。

ちなみに、ウォーミングアップ時には、選手がサインボールを投げ入れています。そして、今回はMF松橋選手のサインボールをゲットした次男です。「被った!」と贅沢な文句を言っていますが…
ヴェルディのキックオフで試合開始!
今回も定番となりつつある”PSGキック”で試合開始です。ただ、深く蹴り込めず、あまり効果はなかった模様…
しかし、前線からのプレスが機能し、ペースを掴んだのはヴェルディです。立て続けにCK、FKを獲得し、マリノスゴール前での展開が続きます。

そうした中、前半9分、ショートコーナーからMF平川選手のクロスです。それをマリノスDFがクリアしますが、ボールが枠内に飛んでいます。ただ、マリノスGKのスーパーセーブでオウンゴールは阻止されました…
マリノスも反撃
ヴェルディの猛攻が終息した前半10分、マリノスのミドルシュートがヴェルディゴールを襲っています。しかし、守護神GKマテウス選手のファインセーブです。微妙に枠は外れていたようですが、「おおぉ…」と安堵のヴェルディサポーターです。
そして、これを機に、今度はマリノスのCKが続きます。しかし、決定機は与えず、失点する気配は感じられません。

試合を支配し続けるも…
前線からのプレスが効き、ポゼッションで上回り、ペースを握り続けるヴェルディです。
そうした中、前半39分、MF新井選手のクロスに合わせ、MF松橋選手がシュートを放つも、ブロックされています。ただ、これを皮切りに、ヴェルディの猛攻が続きます。

CK、クロスでマリノスゴールに襲い掛かります。しかし、マリノスも必死のブロック、クリアでゴールを死守し、そのままスコアレスで前半終了です。
ヴェルディペースのままハーフタイム
試合を支配し続け、負ける気がしない展開の前半でした。しかし、12本のCKもゴールを奪えていません。確か、前節のゼルビア戦も前半は圧倒していましたが…
イヤな記憶が蘇ります。

なので、ヴェルディヴィーナス💗のチアダンスに拍手を送り、イヤな記憶を払拭しておきます。
マリノスのキックオフで後半開始!
ハーフタイムの交代で攻撃のギアを上げたマリノスは、ヴェルディゴールに襲い掛かっています。
後半2分、ペナルティエリア右からの枠内シュートを守護神GKマテウス選手が好セーブです。そして、そのCKからのヘディングシュートは、危うくゴール上に外れてくれました。

また、後半5分、クロスに走り込んだボレーシュートが、ヴェルディゴールを襲っています。これも枠を外れていましたが、外側からサイドネットが揺れています。「えっ!」と、ヒヤッとした瞬間です。
ただ、攻め込まれる時間が続きましたが、ペースは渡さず、徐々に盛り返すベルディです。
値千金のヘッド弾炸裂!

後半17分、ついに待望の瞬間が訪れることになります。
FKを受けたMF新井選手がカットインし、逆サイドのFW齋藤選手にパスを送ります。そして、FW齋藤選手のクロスにDF谷口選手がヘディングをドンピシャで合わせ、マリノスのゴールネットを揺らしてくれました。
もちろん、歓喜が爆発するヴェルディサポーターです。「タニグチヒロト タニグチヒロト たどり着けない答えはないぜ タニグチヒロト タニグチヒロト 世界をめざせ ヒロト」と、チャントの大合唱です。

ただ、ビジョンには『ゴール確認中』が表示されています。しかし、その間も、ゴールを信じ、チャントの大合唱が続いています。そして、無事にゴールが認められると、再び歓喜が爆発しています。

危ないシーンも完封!
均衡が破れると、お互いにゴールに迫るシーンが多くなってきました。
しかし、J1リーグでクリーンシートが11試合(1位タイ)のヴェルディ守備陣です。守護神GKマテウス選手の好セーブ、DF陣・MF陣のブロックやクリアで、マリノスの攻撃を完封します。

また、マリノスも致命傷となる追加点は許してくれません。まぁ、それ以上に、ヴェルディの決定力不足が露呈している訳ですが…
そうした中、後半23分、FW福田選手(→FW白井選手)が脳震盪の疑いで交代です。何度か脳震盪を繰り返しているFW福田選手なので心配です…
新戦力もお披露目
トドメとなる追加点を奪うべく、得点源として期待する”救世主”を投入です。
後半36分、FW染野選手 → FW寺沼選手
後半45分、FW白井選手 → FW平尾選手
両選手共、前線から守備をし、最後までボールを追う姿は、ヴェルディの城福サッカーを体現してくれています。得点には至りませんでしたが、今後に期待させてくれるJ1デビュー戦でした。
”ヴェルディ劇場”は?
アディショナルタイムは6分が表示されています。歓喜が交錯する”ヴェルディ劇場”の時間帯です。
最後の力を振り絞り、ヴェルディゴールに襲い掛かるマリノスです。これまで失点する気配はありませんでしたが、さすがにここだけは特別です。負けている時は短いですが、勝っている時はとてつもなく長いです…

こうして、ドキドキ、ハラハラが続く中、最後までゴールを死守し、試合終了の笛を聞くことになりました。
勝利の瞬間、タオルマフラーを振りながら、『アエアオ』の大合唱です。久々の勝利に、家内は涙を流して喜んでいます。

歓喜のラインダンス!
勝利の余韻に浸りながら、激闘を終えた選手・スタッフを迎えます。

そして、攻守の要・キャプテンMF森田選手と勝利の立役者・DF谷口選手のスピーチです。もちろん、チャントとコールで盛大に盛り上がっています。
最後は、”勝利の儀式”ラインダンスを堪能です。
ただ、今日はこれで終わりではありません。守護神GKマテウス選手のチャントで締め括りです。

次戦は天皇杯
こうして、最高の気分で味の素スタジアムを後にします。もちろん、足取りも軽く、全く疲労感は感じられません。
また、帰宅後は、DAZNで復習しながら、ビールが止まりません…

次戦は4日後の8月13日、天皇杯4回戦です。
準々決勝進出を賭け、名古屋グランパスをホームに迎え撃つことになります。今シーズンのJ1リーグ戦では、1勝1分と相性の良い相手ですが、今のヴェルディに油断する余裕はありません。
もちろん、準々決勝進出を決め、グランパスに移籍したFW木村選手に後悔させてやりたいと思います。
”裏天王山”となった伝統の一戦”クラシコ”を制し、残留争いから一歩抜け出した今回の投稿については、これで終了になります。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
|