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男旅あるぺん隊 in 棒ノ折山



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投稿者 パパ隊長

こんにちは!パパ隊長です。
今回は、パパ隊長&長男・Y太で11月24日に登った棒ノ折山(ぼうのおれやま)登山の様子をお伝えします。
棒ノ折山は、奥多摩(東京都)と奥武蔵(埼玉県)の山域の境にあり、標高969mの山です。

 

出陣!

当日は自宅を5時45分に出発し、まずは駅前で食糧の調達です。そして、京王相模原線→JR横浜線→JR八高線と電車を乗り継ぎ、東飯能駅からは徒歩で西武新宿線・飯能駅へと向かいます。
その後、飯能駅からはバスでノーラ名栗・さわらびの湯バス停へと移動することになり、8時40分過ぎに到着です。

 

棒ノ折山登山ルート

下記が今回歩いた棒ノ折山登山のルートになります。
棒ノ折山登山ルート

※地理院タイルに登山ルート・登山情報を追記して掲載

 

ノーラ名栗・さわらびの湯バス停を出発!

バス停に到着すると、まずはトイレを済ませ、ベンチに座って朝食のおにぎり(Y太、パパ隊長共に1個)を平らげます。
その間、地図を見て、今日のルートをY太が確認しているので、ルートを指で辿って教えます。すると、「山、終わったら、お風呂!」と嬉しそうです。
その後、ストックや地図アプリ『Geographica』の用意を終えると、8時56分、ノーラ名栗・さわらびの湯バス停を出発です。
ノーラ名栗・さわらびの湯バス停を出発!

 

白谷沢登山口

バス停を出発すると、しばらくはロードを進むことになり、約10分で有間ダム(名栗湖)に到着です。
有間ダム(名栗湖)
ここからはダムを渡り、対岸の林道を辿って白谷沢登山口を目指します。

そして、有間ダムから約10分、白谷沢に架かる白谷橋を渡った先に登山口があります。「Y太、こっちだぞ」と声を掛け、9時17分、本格的に登山道に踏み込みます。

 

岩場の大きな段差が交じる急登が始まる

白谷沢登山口からは、すぐにそこそこの急登が始まるようになり、足元には岩が転がったガレ場が続くようになっています。
そのうち、木の根が登山道に出現するようになり、更には、岩場の大きな段差が行く手に立ちはだかっています。
岩場の急登の左手は切れ落ちた崖

登山道の左手は切れ落ちた崖なので、「Y太、ゆっくりよ」、「よく見て…」と声を掛けておきます。それでも、怯むことのないY太は、力強く捻じ伏せ、結構なハイペースで登って行っています。
こうして、9時35分、藤懸ノ滝に到着です。
藤懸ノ滝

 

本格的なゴルジュの急登が始まる

藤懸ノ滝を過ぎると、これまでより勾配が緩やかになってきます。
そして、沢がすぐ横を流れるルートを進むようになり、これまでより岩場の割合が多くなってきます。
本格的なゴルジュの急登が始まる

その後、大きな門のように聳える岩の前まで進むと、ゴルジュが本格的に始まるようになります。また、これまでは沢の左岸を進んでいましたが、沢の渡渉を繰り返すようになります。
ちなみに、登山用語で『ゴルジュ』とは、切り立った大きな岩壁にはさまれた狭い谷のことです。フランス語(gorge)で「喉」の意味で、喉のように狭くなっているところからきています。

 

天狗ノ滝

9時42分、天狗ノ滝に到着です。
天狗ノ滝に沿った岩場をロッククライミング!

本格的なゴルジュが始まり、最初に現れるのが天狗ノ滝で、その横の岩場を登って行きます。ロッククライミングと言った方がピッタリな感じで、大きな段差の岩の急登が立ちはだかっています。
そして、軽快に捻じ伏せて登って行くY太を追うパパ隊長です。

 

鎖場を捻じ伏せ、ロープの架かる岩場へ

その後、更に沢に沿った岩場を進むと、補助の鎖がある岩場の急登が出現です。
「Y太、ゆっくりよ」、「よく見て…」と、日本百名山を登っていた頃、よく口にしていた言葉が自然に出て来ます。
鎖場を捻じ伏せ…
ロープの架かる岩場へ…

Y太も、その時よりかなり余分なゼイ肉を蓄えていますが、当時を彷彿させるかのような雄姿を見せ、力強く登って行っています。
そして、鎖場を捻じ伏せた直後は、ロープの架かる岩場の急登が続いています。しかし、かつての栄光を取り戻しつつあるY太は、ロープだけに頼ることなく、足場を確かめながら、危な気なく登っています。

 

白孔雀ノ滝

ロープの架かる岩場を捻じ伏せた後も、補助の鎖が設置された岩場の急登が続きます。そして、その急登も捻じ伏せた後に現れるのが白孔雀ノ滝で、あまり滝といった感じはせず、ただの大きな段差のように見えます…
白孔雀ノ滝
やや小さな岩が転がる沢に沿ったルートを進む
その後、白孔雀ノ滝を過ぎると、これまでの大きな岩が連続するような急登は見掛けなくなります。その代わり、これまでよりは勾配が緩やかになり、やや小さな岩が転がる沢に沿ったルートを進み、何度か渡渉することになります。

 

大名栗林道合流点で休憩

大名栗林道合流点で休憩
10時10分、急登の階段を終えると大名栗林道と合流し、林道を渡った先の広場にベンチがあります。「Y太、座るか?」と声を掛けると、すぐに頷いて座り、麦茶で喉を潤しています。

そして、先に休憩していた登山者に、「山、終わったら、お風呂!お風呂、終わったら、焼き鳥!」と、下山後の楽しみを手話を交えながら教えています。なので、パパ隊長が通訳すると、「頑張ってね!」と声を掛けてくれました。

 

涸れた白谷沢の急登が立ちはだかる

休憩を終えると、その先は涸れた白谷沢を登り詰めて行くことになり、かなりの急登となり立ちはだかっています。
そうした中、最初はすれ違う登山者に、「頑張って!」と、余裕を持って声を掛けていました。しかし、徐々に息遣いが荒くなり、「うーーーっ…」という呻き声がY太から漏れています。
涸れた白谷沢を登り詰めて行く

しかし、結構苦しめられながらも5分程耐え抜くと、登山口から続いた白谷沢に沿ったコースも終焉を迎えることになります。
そして、登り詰めた場所からは、滝ノ平尾根合流点(岩茸石)に向け、山腹をトラバースするような、ほぼ水平の登山道が続くようになります。

 

滝ノ平尾根合流点(岩茸石)

10時23分、滝ノ平尾根合流点(岩茸石)に到着です。
先着していたY太が待っていたので、「こっちだぞ」と指差して教えます。ちなみに、我々が向かう山頂方面とは逆方向に『岩茸石』というデカい岩が聳えています。
また、これまでは白谷沢を登り詰めるようなルートだったので、周囲に風が遮られていたようです。しかし、ここからの稜線歩きは、冷たい風が吹き付けるようになっています。
滝ノ平尾根合流点(岩茸石)からは岩場と階段が続く…

滝ノ平尾根合流点(岩茸石)からは、岩場と階段が続くようになり、これまで以上の急勾配となって立ちはだかっています。そうした中、すれ違う登山者にも、「頑張って…」と声を掛けながら、急登を捻じ伏せて登って行くY太です。

 

権次入(ゴンジリ)峠

権次入(ゴンジリ)峠
10時42分、権次入(ゴンジリ)峠に到着です。

『棒ノ嶺 0.5Km』の標識を見付けたY太は、「5!」と言いながら、『パー』で教えてくれています。なので、「ちょっとだぞ」と答えると、嬉しそうに大きく頷いています。
権次入峠を出発すると、少しの間、ほぼ平坦な稜線歩きとなります。”ちょっと”ということでテンションが上がったY太は、歩き易いこの区間を利用し、一気にペースアップしています。
木の根が張り巡らされた急勾配

その後、木の根が張り巡らされた急勾配となりますが、先程のペースを維持したまま、ガンガン急登を捻じ伏せて登って行くY太です。
かつての”鉄人”の雄姿を見ているようです。

 

棒ノ折山山頂を制覇!

急登を捻じ伏せ、展望の開けた大きな広場に出ると、そこが棒ノ折山の山頂で、10時55分、棒ノ折山山頂(標高969m)に到着です。
棒ノ折山山頂を制覇!

Y太の想像と違っていたのか、山頂とは思っていない感じです。なので、「Y太、終わりだぞ」と教えると、「やったーっ!」と、一瞬間をおいて、いつものように喜んでいます。
そして、山頂からは、関東平野の街並みや北部の峰々といった大展望が広がっています。しかし、やや霞んでいるようで、ちょっと残念な感じです…
関東平野の街並みや北部の峰々といった大展望が広がる

 

定番メニュー+新規メニューで満腹!

ベンチは全て占領されていたので、風を避けることが出来て、座り易い岩を見付け、そこに陣取ることにします。
そして、Y太はカップヌードルカレー、パパ隊長はカップヌードルシーフード大といった定番メニューの他に、新規メニューのアルファ米のチキンライスを2人でシェアします。
カップヌードルカレーを平らげるY太

その後、ゆで卵でカンパイした後は、Y太は抹茶ラテ、パパ隊長はキャラメルマキアートで食後の一服です。
その間、地図を取り出すと、下山ルートを確認しているY太です。なので、指で辿って教えると、「山、終わったら、お風呂!」と言いながら、地図に載っている『ゆ』を指差しています。

 

下山開始!

すぐ近くのベンチに座っていたおばさん軍団に、「山、終わったら、お風呂!」と報告した後、「頑張ります!」と言って、11時48分、棒ノ折山山頂からの下山を開始します。
山頂を出発すると、木の根が張り巡らされた下りの急勾配が続きますが、軽快に飛ばし始めるY太です。また、登って来る登山者とすれ違う度に、「ちょっと…」、「頑張って!」と声を掛けています。すると、「ありがとう!」と返してくれる人もいます。
木の根が張り巡らされた下りの急勾配
権次入峠直下は岩場と階段の激下り
その後、山頂を出発して10分程で権次入峠に到着すると、権次入峠直下は、岩場と階段の激下りが立ちはだかっています。ただ、足元はしっかりとしているので、大して苦戦する様子もなく、軽快に下ることが出来ています。

また、ここでもすれ違う登山者が多く、相変わらず、「頑張って!」と声を掛けているY太です。

 

岩茸石

12時12分、先行するY太に滝ノ平尾根合流点(岩茸石)で追い付くと、「どっち?」と聞いてきているので、岩茸石が聳える方を指差して教えます。
岩茸石

すると、「朝!」と言いながら、登って来た時のルートを指差しています。
改めて地図を見せ、ここからのルートを教えると、「山、終わったら、お風呂!」とテンションも高いようで、意気揚々と歩き始めています。
稜線を辿ったり、山腹をトラバースするようなルート

岩茸石を出発すると、稜線を辿ったり、山腹をトラバースするようなルートが続きます。
ただ、棒ノ折山山頂~岩茸石の区間のような急勾配ではなく、緩やかなアップダウンなので、気持ち良く山歩きを楽しむことの出来る時間帯といった感じです。
そして、稜線の左手には、木々の隙間から眼下に名栗湖を眺めることが出来ます。

 

稜線を辿る緩やかなアップダウン

727mピークから一旦下り、大名栗林道を横切り、再び登り返したピークは、これまでより周囲の木々が少なく、陽射しも差し込んでいます。そして、この先も、大名栗林道をショートカットするような滝ノ平尾根を辿ることになります。
大名栗林道を横切り、再び登り返したピーク
滝ノ平尾根からの展望

そうした中、これまで稜線の右手は、木々が密集していて、ほぼ景色を眺めることが出来ませんでした。
しかし、珍しく展望の開けた場所があり、棒ノ折山山頂の主稜線や、平野部の高層ビル群(ホントにそうか?)と思われるシルエットを確認することが出来ました。

 

滝ノ平尾根は緩急の下りが続く…

下り一辺倒となり、激下りに階段が交じる
こうして滝ノ平尾根を辿りながら、大名栗林道を三度横断すると、これまで緩やかだった勾配が、一気にキツくなってきます。

そして、アップダウンが下り一辺倒となり、激下りに階段が交じるようになります。ただ、階段は深くえぐれている場所が多く、階段を避ける方が歩き易いので、「Y太、ゆっくりよ」と声を掛けながら、滑って転ばないようにストックを駆使し、慎重に下って行きます。

 

木の根が張り巡らされた激下り

激下りは階段だけでなく、木の根が張り巡らされた場所もあり、緩急を織り交ぜた下りが続きます。しかも、木の根の段差は結構大きいので、膝への負担を考えながら、身体を横向きして下って行きます。
大きな段差の木の根の激下り

その後、496mピークに到着すると、ベンチに座り、休憩しながら地図を見せ、「今、ここ」と指差して、現在地点を教えます。すると、その先のルートを指で辿り、『ゆ』を指差して、「終わり!」と声を上げています。
こうして休憩を終えると、ここから徐々にペースアップしていきます。
その途中、『河又 0.5Km』の標識を見付けると、「5!」と言いながら、『パー』で教えてくれ、「ちょっと…」と叫んだ後、更にペースが上がっています。
こうして、木々の隙間から下界の景色が見えてくるようになると、Y太が立ち止まっています。どうやら、視力5.0の威力を発揮し、その先にあった滝ノ平尾根登山口を見付けたようで、ストックでロックオンしています。

 

滝ノ平尾根登山口に到着でバンザイ!

13時16分、滝ノ平尾根登山口に無事戻って来ました。
登山口では、「やったーっ!」と叫びながら、勝利のバンザイでパパ隊長を迎えるY太です。
すると、「山、おーしーまい!」と声を上げた後、「山、いつも、ありがとう!」と続けています。そして、「次は、………、お風呂!」と言いながらストックを仕舞っています。
滝ノ平尾根登山口に無事到着!

最後は、今朝バスで通った舗装道路に出て、出発地点のノーラ名栗・さわらびの湯バス停に到着したのは、13時23分です。ここからは、一旦トイレに立ち寄った後、さわらびの湯に向かいます。

【棒ノ折山登山タイムテーブル】
8:56   ノーラ名栗・さわらびの湯バス停 11:48   棒ノ折山山頂(下山開始)
9:06   有間ダム 11:58   権次入(ゴンジリ)峠
9:17   白谷沢登山口 12:12   滝ノ平尾根合流点(岩茸石)
9:35   藤懸ノ滝 12:18   727mピーク
9:42   天狗ノ滝 12:50   496mピーク
9:54   白孔雀ノ滝 13:16   滝ノ平尾根登山口
10:10   大名栗林道合流点 13:23   ノーラ名栗・さわらびの湯バス停
10:23   滝ノ平尾根合流点(岩茸石)
10:42   権次入(ゴンジリ)峠
10:55   棒ノ折山山頂(昼食)

 

さわらびの湯

さわらびの湯
まずは身体を洗い、今日一日の汗を流した後、Y太と一緒にのんびりと露天風呂に浸かります。

その間、「山、”ちょっと”か?」と聞くと、”好き”、”楽しい”と、嬉しそうに手話で答え、「山、いつも、ありがとう!」と感謝の言葉を口にしています。まぁ、かつての”鉄人”Y太にとっては楽勝だったようです…
温泉から上がると、広間で休憩しながら、パパ隊長は缶ビール、Y太はCOOLishで喉を潤します。
その後、ノーラ名栗・さわらびの湯バス停からバスに乗り、まずは東飯能駅を目指し、そこからは、朝のルートを逆に辿ります。そして、打ち上げの場としてロックオンした京王多摩センター駅を目指します。

 

久々にY太とサシで本格的にカンパイ!

京王多摩センター駅に戻って来ると、『筑前屋』で打ち上げです。
Y太とサシで本格的にカンパイ!

パパ隊長は生ビール(メガジョッキ)、Y太は巨峰サワーでカンパイすると、再び、「山、いつも、ありがとう!」と声を上げるY太です。
その後、焼きとん(10本)をメインに、たたきキュウリ、フライドポテト、チャーハンを平らげます。
また、Y太は再び巨峰サワー、パパ隊長は黒ホッピーセット+中焼酎を追加し、充実した1日を終えることが出来ました。

 

 

パパ隊長&長男・Y太で挑んだ棒ノ折山登山についての投稿は、ここまでとなります。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。



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