上野散策~落語の巻~
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投稿者 | OH |
皆さんは上野と聞くと何を連想しますか?
落語協会まず、会社の前の道路を渡って2分くらい歩くと落語協会があります。路地を入ったところにひっそりとあるので、知らない人も多いのではないでしょうか。
鈴本演芸場落語協会から松坂屋方面に出て中央通りを上野方面に歩いていくと、落語協会の定席である鈴本演芸場があります。正月のお笑い番組でここから中継しているところを見たことある人もいると思います。
翁庵桂文楽師の話をしましたが、文楽師と並び称される昭和の大名人に5代目古今亭志ん生がおります。名前を聞いたことある人いると思います。今年の大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』でビートたけしが演じている、その人です。志ん生師は大変に努力もしたと思いますが、持って生まれたおかしみ(“フラがある”というやつですか)を持っている人で、高座に上がるだけで笑いがおきるほどの人だったらしいです。その志ん生師の息子も落語家で、長男が10代目金原亭馬生、次男が3代目古今亭志ん朝でありまして、私は志ん朝さんの落語が好きなんです。気風のいい江戸弁が実に気持ちがいいというか耳障りがいいんですな。その志ん朝さん御用達だったお店が、鈴本演芸場から上野駅を通り過ぎて少し歩いたところにある老舗蕎麦屋「翁庵」。志ん朝さんはここのねぎせいろが好きだったそうです。私もお邪魔したことがありますが、美味しいお蕎麦でした。店内には志ん朝さんをはじめ著名人のサインが飾ってありました。いろいろな人に愛されているお店なんですな。
最後に他にもワンコインランチ(といっても最近は590円ですが)の居酒屋「瓢箪」では落語会が催されたり、松坂屋の交差点には寄席「上野広小路亭」もあったりで、生で落語を聴ける場所が結構あるのが上野というところなんですね。少しでも興味があったら、皆さんも一度、上野で落語に触れてみてはいかがでしょうか。
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タグ: 上野, 落語