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上野散策~落語の巻~



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投稿者 OH

皆さんは上野と聞くと何を連想しますか?
パンダの上野動物園?お花見の季節には上野公園?お正月の買い出しはアメ横?
いろいろあると思いますが、演芸、とりわけ落語に縁のあるところでもあるのです。
ところで、うちの会社の所在地は文京区湯島ですが、会社の前の道路を挟んで向こう側は台東区上野なんですね。
ということで、今回は落語に縁のある街・上野について書いてみたいと思います。

 

落語協会

まず、会社の前の道路を渡って2分くらい歩くと落語協会があります。路地を入ったところにひっそりとあるので、知らない人も多いのではないでしょうか。
落語協会は東京に存在する4つの落語団体のうちの1つで、古典落語を中心とする本格派の噺家が多く所属する団体であります。(この辺りは受け売り)東京には他に落語芸術協会、立川流、圓楽一門会という団体があり、大阪には上方落語協会があります。
かつて落語協会の筋向いには、昭和の大名人8代目桂文楽の自宅があり、文楽師は協会会長も務めておりました。また現在は取り壊されて工事中になっていますが、会社を出て交差点を渡ったところにあった「理容館イシイ」は文楽師が通った床屋さんでもありました。写真で見る文楽師はサイドを短く刈り込んでいたので、足しげく通っていたのだと思います。文楽師がこの辺りを歩いていたと思うと、なんともいい心持になります。もう一つ、文楽師は“黒門町の師匠”と呼ばれていました。それはかつて文楽師の自宅を含む現在の上野1-3丁目の一部が黒門町という住所だったからで、今でも「黒門小学校」や「黒門市場」などその名残がありますね。

 

ひっそりと佇む落語協会

 

鈴本演芸場

落語協会から松坂屋方面に出て中央通りを上野方面に歩いていくと、落語協会の定席である鈴本演芸場があります。正月のお笑い番組でここから中継しているところを見たことある人もいると思います。
いわゆる寄席というやつでここに行けば1年中落語が楽しめます。“落語が”と申しましたが、落語以外にも漫才や曲芸、奇術、紙切りなどの色物さんも出演します。落語家さんは名の通った方が出演することがありますが、色物さんは名前も聞いたことのない、ましてやテレビでお目にかかることなどまずない方々です。それじゃああまり面白くないんじゃないの?と思うかもしれませんが、いえいえこれが結構面白いんです。もちろん日によるでしょうが、初めてここに行ったときは夜の部3時間ずっと笑いっぱなしでした。
トリの落語家さんの噺が終わると、太鼓が鳴ります。外に出ますと、実際に細い撥で太鼓を叩いているんですね。これは打ち出し太鼓という一日の興行の終わりを告げるものなんです。これもまた味がある。上野のおすすめスポットです。

 

 

翁庵

桂文楽師の話をしましたが、文楽師と並び称される昭和の大名人に5代目古今亭志ん生がおります。名前を聞いたことある人いると思います。今年の大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』でビートたけしが演じている、その人です。志ん生師は大変に努力もしたと思いますが、持って生まれたおかしみ(“フラがある”というやつですか)を持っている人で、高座に上がるだけで笑いがおきるほどの人だったらしいです。その志ん生師の息子も落語家で、長男が10代目金原亭馬生、次男が3代目古今亭志ん朝でありまして、私は志ん朝さんの落語が好きなんです。気風のいい江戸弁が実に気持ちがいいというか耳障りがいいんですな。その志ん朝さん御用達だったお店が、鈴本演芸場から上野駅を通り過ぎて少し歩いたところにある老舗蕎麦屋「翁庵」。志ん朝さんはここのねぎせいろが好きだったそうです。私もお邪魔したことがありますが、美味しいお蕎麦でした。店内には志ん朝さんをはじめ著名人のサインが飾ってありました。いろいろな人に愛されているお店なんですな。

 

老舗の佇まい

 

師匠が愛したねぎせいろ

 

最後に

他にもワンコインランチ(といっても最近は590円ですが)の居酒屋「瓢箪」では落語会が催されたり、松坂屋の交差点には寄席「上野広小路亭」もあったりで、生で落語を聴ける場所が結構あるのが上野というところなんですね。少しでも興味があったら、皆さんも一度、上野で落語に触れてみてはいかがでしょうか。

 

上野広小路亭

 



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