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新入社員3分間スピーチ~起承転結は難しい(2018)



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投稿者 TechCenter
新入社員教育第2弾です。
集合教育スタートとともに毎朝3分間スピーチをしてもらいます。1日2名で各人3回の実施です。

目的

3分間スピーチの目的として、大勢の前で話をする度胸試しのように思う人もいらっしゃるかもしれませんが、コムコの3分間スピーチの主はそうではありません。話の構成力が試されているのです。一般な物語であれば「起承転結」となりますが、3分間の場合、この構成だと話が収束しない可能性があります。
そのため大まかな構成は「掴み」「本編」「締め」になります。「本編」のスパイスとして「転」があればなお良好ですが、欲張ると3分に収まらなくなるため注意が必要です。
構成力が最重要とはいうものの、やはり発表という非日常的なシーンとなりますから、如何に出席者全員に声が伝わるかも重要です。また聞き手に理解してもらうためには、難解な言葉の使用は避けるべきです。

テーマ

実際のスピーチのテーマとして多かったのは「体験談」です。それも学生時代の内容になります。これは自分自身だけでなく、同世代が多く参加している場でのスピーチということで伝わりやすいからだと思います。「体験談」は、共感してもらうテーマと聞き手にとって未経験であることをテーマにする場合があります。未経験をテーマとした場合、「本編」に状況説明を多めにすることになりますので「締め」が弱くなる傾向がありますので注意が必要です。失敗体験をテーマとした場合「締め」は大体想像がつくので、聞き手はそれを上回る意外性を期待しますのでそれはそれでネタ作りが大変になります。
また今回私が聞かせてらったスピーチでは少なかったのですが、直接的に自分に大きな影響は与えていない過去や現在の世の中の出来事、社会問題をテーマにすることもあります。大げさに言うと発表者の思想まで話すことになりますので、結構気恥ずかしいのですがその分成功体験を話すよりも度胸はつきます。

全体を通して感じたこと

声の大きさ、目配りなど話しの基本がしっかりしている方が多い。
但し話の強弱が弱いのが残念で、ポイントに対して間を取ったり、大きな声にするなどがあるとなお良し。
時間をきっちり守れている。これはとても大切で聞き手の集中力を途切れさせません。
・構成力が物足りない。
上記「テーマ」でも書きましたが、構成はできているものの「締め」が弱いケースが多かったです。
2018年新人教育

=2018年新人教育から=

企業によっては 、新入社員教育で路上にでて見知らぬ人たちに向かって演説するというカリキュラムもあるようです。これは話の構成というより、「度胸試し」や「掴み」のインパクトが試されそうです。
より良いスピーチのやり方はあっても、満点のスピーチはないと思います。学生の方でスピーチが苦手という方は、とにかくしっかりとした準備をしましょう。これに尽きると思います。

 

 



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