コミュニケーション力の重要性
TechCenterの新倉です。
2019年3月15日(金)に行われた日経新聞主催の齋藤孝氏講演会に参加してきました。
場所は横浜・関内ホールで800席がほぼ満席という盛況ぶりです。
齋藤氏は多くのテレビ番組に出演され、多数の書籍も執筆されているのでご存の方も多いのではないかと思います。特に有名な著書は「声に出して読みたい日本語」でベストセラーとなっています。
私自身何冊か本を読んでおり、また報道番組でコメントされていたり、金曜夜に出演されているのバラエティー番組を見たりしていますので、硬軟織り交ぜて非常に弁の立つ方であることはなんとなく知ってはいます。
とは言っても私が過去に参加したことがある日経新聞主催の他の方の講演会の場合は、今とこれからの経済問題についてということがテーマであり、今回もたぶんそんな話ではないかなと考えつつ参加しました。
齋藤氏に無許可で深く内容に触れることははばかれますし、今後講演会に行かれる方へのネタバレも避けるため、ここでは詳細には触れません。ご理解ください。
活字に触れることの大切さ
先だって大学生の読書量について報道がありました。1日の平均読書量が0時間という学生の数がおよそ半数だそうです。
現代ではスマホでまとめサイトやニュースサイトから情報を得ている人々(学生に限らず)が圧倒的に多く、そのことで知識を得たつもりになっています。
どうしてもスマホやPCからだと、多くの情報を取り込もうとするため手早く記事をスクロールしていくだけでなかなか記憶に残らないことが多いと思います。
書籍や新聞を読み、手で気になる事柄をマーキングすることで、新たな興味や知識を拾い集める訓練が無意識のうちに身につきます。これは音読することで刷り込まれていくのと同様の効果が得られます。
話し相手と共通の話題の中であれば問題にはなりませんが、言葉/語彙を覚えることで、一歩進んでテーマを知らない他者との会話もスムーズになるわけです。
コミュニケーション実践
後半およそ30分は会場にいらっしゃった方同士でいきなりコミュニケーション力を試される場となります。
出されたテーマに対し、交互に会話していくというものです。
テーマがあるとはいえ知らない人といきなり話をするのは度胸が必要なもの。私自身最初は腰が引けてしまいました。しかし時間を区切られていることもあり、隣の方と話し始めると30分後には非常に距離が近くなった気がしました。
約5分ごとに6つのテーマについて、見知らぬ方と話していくというのはなかなか刺激的で脳が活性化されます。
最後に
とにかく齋藤氏の引き出しの広さとそれを人々に伝えることのうまさにはビックリです。講演時間はおよそ1時間20分くらいでしたが全く飽きることなく、まだまだ聴いていたいう気持ちになりました。
後日調べたところなかなか講演会はされていないようですが、機会があれば多くの方に参加していただきたい内容でした。
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