こんにちは!パパ隊長です。
前回(【PART2】)、前々回(【PART1】)の実施で、第4区の終点・小田原中継所まで進んでいる『ひとり箱根駅伝』です。
今回は、パパ隊長がイチバン楽しみにしている第5区+第6区の”箱根決戦”に挑みます。また、第7区を追加して距離も延ばし、最終的には62.9Km先の平塚中継所を目指すことになります。
・第1回:第1区(21.3Km)+第2区(23.1Km)
・第2回:第3区(21.4Km)+第4区(20.9Km)
・第3回:第5区(20.8Km)+第6区(20.8Km)+第7区(21.3Km)
・第4回:第8区(21.4Km)+第9区(23.1Km)+第10区(23.0Km)
今回のルート
下記が今回走った第5区+第6区+第7区のルートになります。
”箱根決戦”の直後に第7区も追加しているので、今回はとにかく”完走”することを最低限の目標とします。
※地理院タイルに『ひとり箱根駅伝』ルート情報を追記して掲載
いざ、”箱根決戦”へ
箱根登山鉄道・風祭駅に到着したのは8時前です。スタート地点となる小田原中継所は、駅から歩いてほんの数分です。
その後、トイレを済ませ、おにぎりとお茶を補給し、準備は完了です。また、いつもは腸脛靭帯のテーピングだけですが、今回は膝もテーピングで武装し、第6区の下りに備えています。
8時5分、”箱根決戦”の火蓋が切って落とされると、まずは準備運動を兼ね、ゆっくりと走り始めます。すると、調子は悪くないようで、脚の怠さもありません。
最初のうちは、ごく緩やかな登りが続いていましたが、箱根湯本の手前からは下りになります。すると、自然とペースが上がっているので、上々のコンディションで”箱根決戦”に挑めることが出来そうです。
まだ閑散としている箱根湯本
箱根湯本に到着したのは8時半前です。
まだ閑散としていますが、既に動き始めている外国人観光客もいます。もっとのんびりと温泉を堪能すれば良いのに、と思ってしまいますが…
駅前を軽快に駆け抜けると、その先の函嶺洞門辺りから、本格的に登りが始まります。また、同時に、早川を縫うように何度も橋を渡ります。
この後、約7Kmの大平台に向け、緩急の登り勾配が続くようになります。すると、呼吸は荒くなり、汗が一気に噴き出しています。ただ、軽快に脚は動いているので、平地と同じスピードで走ることが出来ている感覚です。
大平台・宮ノ下・小涌谷の温泉街を進む
『箱根駅伝』のTV中継で有名なヘアピンカーブを過ぎると、大平台温泉街に踏み込みます。すると、一旦、勾配も緩やかになり、ひと息つくことが出来たような感じです。
その後、大平台を抜けると、再び緩急の登りとなり、それが1.5Km程続きます。そして、宮ノ下温泉街で国道138号線への分岐を過ぎると、これまでより遥かにキツい登り勾配が立ちはだかります。
すると、歩いている時と大して変わらないスピードとなり、初めて歩いてしまったパパ隊長です。しかし、息を整え終わると、再び走って立ち向かいます。
こうして、宮ノ下からの1.5Kmの急登を捻じ伏せると、次は小涌谷温泉に突入です。しかし、勾配が緩やかになることなく、依然として急勾配が続いています。
小涌谷で一番賑やかなのが箱根ホテル小涌園周辺です。大きな荷物を持った観光客も多く、芦ノ湖方面に向かうバスを待っています。
国道1号線最高地点
小涌谷を過ぎても、相変わらずキツい登りが芦之湯まで続きます。何度か歩くことはありましたが、気持ちは折れず、最低限の休憩で走り始めることが出来ています。
そして、芦之湯から一旦下った後、登り返した先が国道1号線最高地点(標高874m)です。小田原中継所からの約16Kmで、標高差838mを登って来たことになり、気温は2℃が表示されています。
ここから芦ノ湖畔までの約2.8Kmは、急カーブが続く激下りがメインとなります。最初のうちは、登りに慣れた脚が下りに切り替えられず、ペースが上がりません。ただ、徐々に慣れてきますが、ペースが上がり過ぎないよう、敢えて歩く時間を作ります。
そうした中、眼下に芦ノ湖を眺めることが出来るようになってきました。すると、芦ノ湖の向こうに富士山も期待しますが、今日は影も形もありません…
往路ゴーーール!
芦ノ湖畔に到着すると、観光客で大混雑しています。そうした中、箱根神社の第一鳥居、元箱根港、旧東海道杉並木、恩賜箱根公園、箱根関所といった箱根観光のメインルートを駆け抜けます。
そして、『駅伝広場 襷-TASUKI-』の交差点を右折すると、往路ゴールは目と鼻の先です。
小田原中継所から20.8Km、イチバン楽しみにしていた『箱根駅伝』の代名詞でもある第5区を、2時間54分で走破することに成功です。
まぁ、区間記録は1時間9分11秒というで、遠く及びませんが、楽しんで走ることが出来たので最高です!
復路に向けてちょっと休憩…
最後の補給は、小田原中継所でのおにぎりとお茶だったので、さすがに喉も渇き、お腹も空いています。なので、自販機でコーンスープとピーチティーを購入し、芦ノ湖を眺めながらのくつろぎタイムです。
その間、復路に向け、入念にストレッチとマッサージを繰り返すことに、余念はありません。また、聞こえてくるのは外国語が多く、半分以上は外国人観光客といった感じです。
その後、補給を終えると、『箱根駅伝ミュージアム』に向かいます。ショップだけ見てみましたが、今年優勝した青山学院グッズが人気のようで、売り切れとなっていました。パパ隊長が『ひとり箱根駅伝』を完走したら、パパ隊長グッズを置いてくれないかな?
こうした箱根での満ち足りた時間を過ごす中、「東海道五十三次か…」というプランが、一瞬、頭を過りました。ちょっとだけ、京都の三条大橋を目指してみたくなった瞬間です…
復路スタート!
31分程の休憩を終え、ここからは大手町を目指す復路のスタートです。
すると、想定内ではありますが、全く脚が動きません。長時間休憩した影響がモロに出ているようで、復活するまで、我慢の時間が続きます。
”箱根決戦”の中で、最強の敵と思っていたのが、芦ノ湖畔(標高727m)から国道1号線最高地点への登り返し(標高差147m)です。しかも、脚が復活する前に、この登り返しに突入してしまったようで、全くスピードは上がらず、歩く時間が急増しています。
それでも、何とか歩く時間を短く切り上げ、ゆっくりでも走る時間を確保していると、徐々に復活の兆しです。
その後、国道1号線最高地点を過ぎた頃、いつの間にか上空は黒雲に覆われ、雪交じりの雨がポツポツ降って来ました。ただ、これ以上、酷くなることはありませんでした。
颯爽と軽快に飛ばす
芦之湯からは下り一辺倒となります。
下りに脚が慣れてくると、徐々にスピードアップ出来るようになり、”風”を感じながら、颯爽と下って行きます。「チョー気持ちいい!」と感じる瞬間です。
しかし、このままだと、脚が終わってしまい、第7区を追加出来ないのは明白です。なので、時々立ち止まって屈伸とストレッチでダメージの回復を図り、歩きの時間で、次へのペースアップを準備します。
そうした中、お腹も空いてきたので、小涌谷のコンビニで定番となったシュークリームとコーヒーを調達です。その間、脚のストレッチとマッサージを行うと、時に気持ち良いのが、内くるぶしとアキレス腱、太腿付け根の外側です。
登りでは気が付かなかった景色も…
登りの時とは逆に、小涌谷→宮ノ下→大平台の順で温泉街を走り抜けます。もちろん、朝とは雲泥の差で観光客が多く、温泉街の区間は、歩く時間を大幅に増やすことになっています。
そうした中、登りの時には気が付かなかった景色が広がっています。登りでの視線は足元が多いですが、下りは前方を見渡す感じで、視界が開けています。なので、小涌谷以降、ほぼ並行している箱根登山鉄道と早川の渓谷美に、足を止めることが多くなっています。
観光客が歩道を占領する箱根湯本
こうして、颯爽と飛ばしながら函嶺洞門を過ぎると、これまで以上に、歩道を歩く観光客が多くなってきました。
そして、箱根湯本まで戻って来ると、車は渋滞し、歩道は観光客で溢れています。全く走ることは出来ず、歩いて突破することになりますが、ここでも半分以上は外国人観光客のようです。
その後、駅前を過ぎると、少し登り返した後、緩やかな下りが続くようになります。しかし、ほぼ下りを感じられず、下りの推進力に頼ることが出来ません。なので、自力で前に進まなければならず、極端に失速した感じです…
”箱根決戦”に勝利!
脚は動きますが、スピード感は感じられないまま、小田原中継所に到着です。
箱根から20.8Km、2時間39分での走破となります。区間記録の56分47秒には遠く及びませんが、”箱根決戦”に勝利を収めたことは間違いありません。
その後、お茶を飲みながらストレッチとマッサージを行いますが、さすがに疲労が蓄積されている感じです。ただ、ギブアップする程のダメージではないので、ここで終わることはありません。
ちなみに、登りよりは15分速かった下りです。ただ、体感的には、もっと差があったように感じられました。思った以上に登りが速いのか?それとも、下りが遅いのか?どっちなんだ?
第7区への挑戦
スタート直後は、相変わらず脚が動きません。
最初の緩やかな登りはノロノロのスピードで、我慢の時間帯です。しかし、下りが始まると、脚が回り始め、小田原市街地に突入です。すると、雨が降り始め、暫くの間、降ったりやんだりを繰り返しています。
その後、酒匂川に架かる酒匂橋から振り返ると、箱根は雨が降っているように見えます(実際、雪だったよう…)。また、先週は眺めることの出来た富士山も雲の中で、今日は全く富士山に縁のない一日でした…
思っていた以上に脚が動く…
第7区で最もキツいのが押切坂ですが、その他にも、大小いくつかのアップダウンがあります。登りに差し掛かると、ややキツくは感じますが、ペースは維持出来ています。
ただ、意外に苦戦するのが、”箱根決戦”に比べ、圧倒的に多い信号です。これに捕まると、脚の屈伸やストレッチを行いますが、青信号になっても最初は歩いてしまいます。また、走り始めても、暫くはペースが戻らず、本来のペースを取り戻すまでの時間が長くなっています。
国道1号線をひたすら東へ
国道1号線には、起点となっている日本橋への距離が1Km毎に表示されている標識があります。小田原中継所を出発すると、すぐに『日本橋まで87Km』の標識がありました。なので、この標識を直近の目標にしながら、87Kmからの引き算で、第7区を走った距離を計算しています。
第7区は、ほぼ真っ直ぐの単調でワクワクしないコースが続きます。距離は標識で計算していますが、何度も地図アプリで現在位置を確認してしまいます。ただ、前回の確認より大して進んでおらず、ガッカリといった感じです…
このように、気分は下降気味ですが、花粉症は全開のズルズル状態です。前回、前々回より走行時間が長い分、ダメージも酷く、鼻の下もヒリヒリです。
JR大磯駅前からは往路とは別コース
大磯駅入口交差点まで戻って来ると、残りは僅かとなります。しかし、ここからは、往路とは別のコースを辿ることになり、そのまま国道1号線を進みます。
その後、立体交差で国道1号線に別れを告げ、平塚中継所を目指すことになります。ただ、立体交差に踏み込んでよいのか分からなかったので、側道で立体交差を回避することにします。
こうして、夕闇が迫る中、最後の力を振り絞ります。そして、ペースアップしながら残りのコースを淡々と進むと、平塚中継所となる唐ヶ原交差点が見えてきました。
平塚中継所でゴール!
小田原中継所から21.3Km、3時間1分で走破することが出来ました。
ちなみに、区間記録は1時間0分43秒です。
この後、+αのランで1.8Km先のJR大磯駅を目指す予定で、その旨を家内にLINEします。しかし、早々に予定変更です。
後ろを振り返ると、『磯っぺ』というしらす・地魚・手打そばの店を発見してしまいました。こうなると、考える余地はありません。あっさりと店に吸い込まれているパパ隊長です…
生ビールでカンパイ!
席に案内されると、まずは生ビールで喉を潤します。その後、刺身御膳に舌鼓を打ち、追加の生ビールも堪能です。
こうして、気持ち良く祝杯を挙げた後、最後は歩いてJR大磯駅へ向かいます。その後、1時間半程を掛けて自宅に向かいますが、やはり、電車で座って立ち上がった直後と、駅の下り階段が最大のピンチです。
また、翌日、翌々日も太腿前部の大腿四頭筋に筋肉痛が残っていて、間違いなく箱根を下った第6区の影響と思われます。
これで”箱根決戦”+第7区の『ひとり箱根駅伝』を楽しんだ今回の週末長距離ランの投稿は終了になります。
次回は第8区+第9区+第10区の最長距離を走り、大手町でのゴールを投稿しようと思います。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
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