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2019年 新春所感 「働く人の未来を創る」



投稿日
投稿者 Kazushi

〓全社員への新年の挨拶より〓

 

新年明けましておめでとうございます。
当社は昨年も良い業績をあげることができ、改めて感謝申し上げる次第です。

 

さて、ソフトウェア開発業界、広くIT業界は大変な時代を迎えています。
フィンテック、AI、自動運転、ビッグデータ、ブロックチェーン、これらの言葉が新聞に載っていない日はありません。
一方でこれらを含めソフトウェアの技術者は不足しており少子化高齢化とともにそれらはいよいよ深刻になってくるものと思われます。

 

当社では「コムコは働く人のための会社」をその経営理念としてきました。しかしながら最近この経営理念では物足りないと思うようになりました。
この理念は「会社の得た利益は働く人に厚く」から始まっています。その発端においてこの理念は「お金」の域を出ておりません。
これを否定するものではありませんが、目先の利益や福利厚生だけでは働く人にも会社にも未来は十分ではありません。
これらを踏まえ、経営理念としての「働く人のための会社」は改め「コムコは働く人の未来を創る会社」としたいと思います。

 

「働く人の未来を創る」とは、5年後10年後、あるいはもっと先の未来において今よりも幸せで充実していることが、本人の力によりまた会社の力により実現できることです。
未来というとどうしても若者世代を思い浮かべますが、20代には20代の未来があるのと同様に60代には60代の未来があると思います。
私は還暦も過ぎ同級生も引退世代に入りましたが、私にも未来はあります。
また、これは残念ながら転職等によりコムコを去った人に対しても実現すべきことです。
人生の一時期コムコで働いていて良かった、それが今の自分に繋がっている、そう感じてもらわなくてはなりません。

 

働く人の未来はまず本人の成長によって作られていきます。
現在の日本は貧富の差等種々の課題を抱えていますが、転職の機会や人事の改革により以前より機会の均等は計られていると思います。
本人の成長はそれらの機会を必ず増やし立場、役割を作ります。
また、働く人の未来のためには会社の未来も当然必要です。暗い会社や成長のない会社においては働く人の未来もありません。
会社はもっと強く、もっと積極的にならなくてはなりません。
これらを踏まえ、今後人材の育成やそれらを支える人事等にさらに力を入れて行きたいと考えています。
今年度以降の決算においても「人材育成」や「開発投資」に関わる引当金を積み、それらを使用しつつ上記の実現に向かいたいと思います。

 

現業を預かる、役員、執行役員、部長、副部長は、冒頭に挙げたフィンテック、AI、自動運転、ビッグデータ、ブロックチェーン他の未来分野やそれを支える基盤技術に業務範囲を広げて、現場を作り業務の受注を積極的に行ってください。
その理由ですが単に未来志向ということではありません。
第一にそのような現場においては意識の高い技術者が集まっておりそこに身を置くことが本人の成長に直接繋がるからです。
第二にそのような先端的な分野への関わりが本人の誇りとなるからです。本人だけではありません。家族や子供にとっても誇りとなります。

「利益」、「安定」も大切ですが「未来志向」「チャレンジ」「誇り」も大切にしたいと思います。

 

働く人に注目して働く人の未来を創る、この理念は少なくとも私がこの会社に関わる限り変わることはありません。
また、私のこの会社での役割は実際の経営管理よりも企業文化を作ることと認識しています。
人手不足がいよいよ顕在化する未来において、この理念の元に人を集める会社から人の集まる会社に変えたいと思います。
本年4月には18人もの新しい仲間が当社の社員となりますが、彼らの未来も創っていかなくてはなりません。
皆様にもこの理念を是非理解いただき、ご自身の成長、部下や周りの人の成長、そしてこの理念のアピールを図ってください。

 

今年一年が皆様にとって良い年となりますよう願っております。健康に気をつけて頑張ってください。

 

 

 



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